CleanMyMacの料金と無料でできる範囲|買い切りか、継続課金か
メニューバーに常駐アプリのアイコンが並び、その中のひとつにCleanMyMacがある。試用の期限が近づいて、このまま払うのか、それとも消すのかを決めなければならない。「CleanMyMac ryoukin」で検索したときに困るのは、料金の形が1つではなく、入手先によって決まり方まで違う点です。
先に結論の形を示します。支払い方は年払い・月払い・買い切りの3つ、台数は1台・2台・5台の3段階、入手先はMacPawストア・App Store・Setappの3つ。この3×3×3の組み合わせのどこに自分が入るかを決めれば、金額は一意に決まります。以下では2026年9月10日時点の公開情報をもとに、それぞれの実額と条件を順に確認します。
料金の形は「年払い・月払い・買い切り」の3つに分かれる
開発元のMacPawストアでは、同じCleanMyMacに対して3つの支払い方が並んでいます。日本からストアを開いた場合、表示は円建てになります。
1台向けの標準の価格で並べると、年払いは1年分をまとめて4,692円、月あたりに直すと391円です。月払いは1,408円で、年に12回払うと16,896円になり、年払いの3.6倍に届きます。買い切りは12,505円で、年払いの2.66年分に相当します。
この差は、月払いを「短期間だけ使う人向けの選択肢」として設計しているためと読めます。2か月や3か月で片づく用事、たとえば古いMacを売る前に一度掃除する、といった使い方であれば月払いが最も安く済みます。1年以上使う見込みがあるなら年払い、3年目まで使い続ける確度が高いなら買い切り、という分岐が金額だけを見た場合の目安になります。
なお開発元は、価格が国や税制によって変わることを明記しています。
CleanMyMac pricing depends on factors like number of devices covered, upgrade possibilities, and country-specific taxes. Therefore, it's best to check the current pricing plans directly on the respective store. 出典: macpaw.com(2026年9月10日確認)
台数は1台・2台・5台の3段階で、1台あたりの単価が下がる
MacPawストアの各プランは、対象になるMacの台数で3段階に分かれます。2台以上のプランには割引後の価格が表示されており、括弧内が割引前の表示価格です。
| 台数 | 年払い(1年分) | 月払い(1か月) | 買い切り |
|---|---|---|---|
| 1台 | 4,692円 | 1,408円 | 12,505円 |
| 2台 | 7,508円(9,384円) | 2,346円(2,816円) | 20,013円(25,010円) |
| 5台 | 15,016円(23,460円) | 4,692円(7,040円) | 40,034円(62,525円) |
年払いで1台あたりの負担を計算すると、1台プランが4,692円、2台プランが3,754円、5台プランが3,003円です。台数が増えるほど単価は下がり、5台プランでは1台プランの64%まで落ちます。
台数枠は同居する家族や同僚と分けて使えます。開発元のアカウント画面から枠を1つずつ招待の形で渡す仕組みがあり、渡した枠は相手が有効化するまで予約状態になります。渡した枠を後から取り上げることもでき、その場合は相手に通知のメールが届きます。5台まで使い切ったうえでさらに必要になったときは、追加のプランを買うか、サポートに問い合わせる形になります。
無料で使えるのは7日間の試用だけで、無料版は用意されていない
「無料でどこまでできるか」を先に確定させておくと、判断が速くなります。開発元の資料では、MacPawストア・App Store・Setappのいずれの入手先でも、試用は7日間で、その期間はすべての機能が使えると説明されています。3つの入手先で日数に差はありません。
期限を過ぎると、ほとんどの機能が施錠された状態になります。アプリ自体は起動しますが、掃除やマルウェアの駆除といった実行を伴う操作は止まります。無料のまま使い続けられる下位版は用意されていないため、「無料版に切り替えて常駐だけ残す」という選択肢は取れません。
ここが判断の分かれ目になります。試用の7日間で一度も開かなかった機能、あるいは開いたが結局実行しなかった機能があるなら、その分は払っても使われません。逆に、メニューバーから毎日のように空き容量やメモリの数値を見ていたのであれば、それは払う理由になります。試用の最終日に「7日間で何回このアプリを開いたか」を思い出すのが、最も確度の高い材料です。
買い切りが含むもの、含まないもの
買い切りは「一度払えば期限なく使える」ものですが、含む範囲には線が引かれています。開発元の説明では、買い切りに含まれるのは現在のメジャーバージョンに対する更新と修正までで、次のメジャーバージョンへの移行は含まれません。実例として、CleanMyMac Xの買い切りのライセンスでは現行のCleanMyMacへ上がれないことが明記されています。
一方で継続課金は、入手先を問わず将来のメジャーバージョンへの移行まで含みます。つまり買い切りは「今の版を長く使う権利」、継続課金は「常に最新の版を使う権利」と読み替えられます。
この線引きが効いてくるのは、macOSが大きく変わったときです。開発元は対応するmacOSをTahoe 26、Sequoia 15、Sonoma 14、Ventura 13、Monterey 12、Big Sur 11の6世代と公表しており、Catalina 10.15以前では動作しないとしています。買い切りで使い続ける場合、Macを買い替えた先のmacOSが対象から外れる日が、実質的な期限になります。
旧版からの移行には割引が用意されています。CleanMyMac Xを継続課金で使っていた場合は追加費用なしで現行版の継続課金に切り替えられ、買い切りで使っていた場合は最大50%引きで現行版に移れます。後者ではCleanMyMac Xのライセンスも残るため、2つの版を並行して使える形になります。
入手先が3つあり、料金の決まり方がそれぞれ違う
同じ名前のアプリでも、どこから入れたかで料金の決まり方と機能の範囲が変わります。
| 入手先 | 支払いの形 | 台数の数え方 | メジャー更新 |
|---|---|---|---|
| MacPawストア | 年払い・月払い・買い切り | 1台・2台・5台のプラン | 継続課金のみ含む |
| App Store | 年払い・月払い・買い切り | Apple Accountに紐づく端末 | 継続課金のみ含む |
| Setapp | 月額または年額の会員費 | 1台または4台のプラン | 会員である限り含む |
Setappは同じ開発元が運営する定額の配信サービスで、CleanMyMacはその収録アプリの1本という位置づけです。会費は2026年9月10日時点で、Mac向けが月額14.99ドル、MacとiOSを合わせた枠が18.99ドル、Mac4台とiOS4台を含む枠が22.99ドル。年払いにすると最大40%引きになると案内されています。収録アプリは260本以上あり、何本使っても会費は変わりません。
CleanMyMac1本だけを目当てにSetappへ入ると、年額に直したときの負担はMacPawストアの年払いより大きくなります。逆に、収録アプリのうち3本以上を実際に使う見込みがあるなら、合計の支払いは下がる可能性があります。判断の材料は「CleanMyMacの値段」ではなく「Setappの中で自分が使う本数」です。
なお、App Store版は審査上の制約でいくつかの機能が省かれています。メニューバーに出る部分ではマルウェアの監視表示や、その関連の警告が含まれません。料金だけを横に並べて安い順に選ぶと、この差が後から効いてきます。
割引は5種類あり、条件が公開されている
正価だけを見て判断する必要はありません。開発元は割引の条件を公開しており、2026年9月10日時点で次の5つが案内されています。
- すでにMacPawの製品を買ったことがある人への30%引き。MacPawストアでの購入にのみ適用され、App StoreやSetapp経由の購入は対象外
- 教育機関の学生と教員への30%引き。学校のメールアドレスを申請するとコードが届く
- 他社のMac向け掃除アプリや保護アプリを使っている人への40%引き。1年分の継続課金が対象で、使用中のアプリと購入の証跡を申請する
- 旧版のCleanMyMacからの移行割引。CleanMyMac Xは案内された手順、それ以前の版はサポートへの問い合わせ
- AppleとClarisの従業員への50%引き。個人のメールアドレスで購入できる
このほか、休暇や記念日に合わせた期間限定のクーポンが配られることがあります。ストアの下部にある特別提供の欄からコードを入力する形で、有効な場合はその場で価格が下がります。
解約と返金の期限は、契約の形で違う
払ったあとに戻せる期限も、契約の形で分かれます。MacPawストアの購入画面には、年払いと買い切りに30日間、月払いに14日間の返金保証が表示されています。月払いだけ期間が短いのは、1か月分の金額そのものが小さいためと読めます。
解約は、MacPawストアで買った場合はアカウント画面から、App Storeで買った場合はApp Storeのアカウント設定から行います。開発元の説明では、解約しても現在の支払い済み期間の終わりまでは全機能が使え、その後に機能が施錠されるとされています。解約した時点でアプリが止まるわけではないため、期限の直前まで待つ必要はありません。
気をつけたい点が1つあります。アプリをMacから消す操作と、契約を止める操作は別です。アプリを削除しても継続課金は続き、次の更新日に請求が発生します。使うのをやめると決めたなら、削除の前後どちらでもよいので解約の手続きを別に済ませる必要があります。
メニューバーの側から見た費用の考え方
料金の判断は、機能の一覧を眺めるより「メニューバーの1枠を使う価値があるか」で見たほうが決めやすくなります。CleanMyMacのアイコンは、画面右上の限られた横幅を1枠占め続けます。ノッチのあるMacBookでは、この1枠が別のアイコンを押し出す原因にもなります。
そこで次の順で切り分けると整理できます。まず、掃除やマルウェアの駆除といった実行の機能を使っているか。使っているなら支払う理由があります。次に、メニューバーの数値表示を見ているか。見ていないなら、表示だけを止めて機能は残すという選択ができます。最後に、どちらも使っていないなら、解約と削除を同時に検討する段階です。
3番目に当てはまらず「機能は使うが常駐の表示は要らない」場合、メニューバーを整理する道具を挟むと両立できます。この種の道具でできることはできることにまとまっており、隠したアイコンの扱い方が確認できます。整理の道具どうしの違いを見るならほかの道具との違いが比較の軸を示しています。整理の道具そのものにかかる費用は料金で、複数の常駐アプリを1本の道具でまとめて扱うぶん、アプリ1本あたりの負担は下がります。
判断の材料をもう1つ挙げると、隠したあとの操作性です。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける形であれば、数値を見る回数が週に1回程度でも、表示を止めずに畳んでおくという中間の選択が取れます。導入の前に細かい挙動を確かめたいときはよくある質問に個別の条件が並んでおり、実際に試すならダウンロードから入手できます。
よくある質問
CleanMyMacに無料版はありますか?
無料で使えるのは7日間の試用だけで、期間の制限がない無料版は用意されていません。試用中はすべての機能が使えますが、期限を過ぎると掃除や駆除などの実行を伴う機能が施錠されます。試用の日数はMacPawストア・App Store・Setappのいずれでも7日間で同じです。
年払いと買い切りでは、どちらが安く済みますか?
2026年9月10日時点の1台向けの価格で比べると、年払いが1年4,692円、買い切りが12,505円で、買い切りは年払いの2.66年分にあたります。3年目まで使う見込みなら買い切りが下回りますが、買い切りには次のメジャーバージョンへの移行が含まれない点を合わせて判断する形になります。
アプリを削除すれば課金も止まりますか?
止まりません。削除と解約は別の操作です。MacPawストアで買った場合はアカウント画面から、App Storeで買った場合はApp Storeのアカウント設定から、それぞれ解約の手続きが要ります。解約しても支払い済みの期間の終わりまでは機能が使えます。
家族の2台目のMacにも同じ料金がかかりますか?
MacPawストアのプランは1台・2台・5台から選べ、台数が増えるほど1台あたりの単価が下がります。年払いの場合、1台あたりの負担は1台プランで4,692円、2台プランで3,754円、5台プランで3,003円です。枠は招待の形で別の人に渡すこともできます。