Macでマウスの充電を確認する方法と、メニューバーから残量を見る設定
Macで使っているマウスの充電を確認しようとして、マウス本体をいくら眺めてもランプが見つからない。Magic Mouseの場合、これは探し方が悪いのではなく、確認のためのランプがそもそも付いていません。残量はMac側で見る作りになっていて、見る場所は2か所あります。ここでは、その2か所の開き方と、メニューバーから一目で分かるようにする設定、そして「バッテリー」という似た名前の項目との見分け方を順に整理します。
充電中かどうかは、マウス本体では分からない
まず前提を押さえておくと、その後の手順が納得しやすくなります。Magic Mouseの充電口は本体の裏側にあり、ケーブルを差すと充電が始まりますが、音も鳴らず、ランプも点きません。
マジックマウスは充電を開始しても音も鳴らず、ランプが付いたりすることもありません。ではどうやってマジックマウスがちゃんと充電されているかを確認するかというと… 出典: stay-gold-japan.com
しかも充電口が裏面にあるため、ケーブルを差している間はマウスを机に置いて動かすことができません。Appleも、Magic MouseをMacで使うにはケーブルを取り外す必要があると明記しています。Magic KeyboardとMagic Trackpadは、Macにケーブルで接続したまま使えるため、ここはマウスだけの制約です。
結果として、充電中にリアルタイムで残量が増えていく様子を見る手段はありません。確認できるのは、ケーブルを外してワイヤレスに戻したあとの残量です。つまり手順は「しばらく充電する」「ケーブルを外す」「Mac側で残量を見る」の順になります。増えていれば充電できていた、変わっていなければ充電できていなかった、という確かめ方です。
なお、充電が済んだかどうかの目安はもう1つあります。Appleの説明では、キーボードやマウスやトラックパッドが充電されると、ケーブルを取り外してワイヤレスで使用できるという通知が画面に表示されます。この通知を見逃していないかも確認してみてください。
Mac側で残量を見る2つの場所
確認できる場所は2か所です。どちらを使ってもよく、目的によって向き不向きがあります。
1つ目は、システム設定の「マウス」です。アップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで「マウス」を選ぶと、その画面の中に接続中のマウスの残量が表示されます。キーボードやトラックパッドについても同じように、それぞれの設定画面で確認できます。確実ですが、見るためにシステム設定を開く手間がかかります。
2つ目は、メニューバーのBluetoothです。Bluetoothのアイコンをクリックすると、接続している機器が一覧で並び、Apple製のキーボードやマウスであれば残量もそこに出ます。前掲の解説でも、確認の経路はこの2つとして案内されています。システム環境設定のマウスの画面で見る方法と、メニューバーのコントロールセンターからBluetoothを開いて確認する方法です。
日常的に使うなら2つ目が圧倒的に速いのですが、そのためにはメニューバーにBluetoothのアイコンが出ている必要があります。出ていない人が多いのは、これが標準では表示されない設定になっているためです。
メニューバーにBluetoothを出す設定
アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーで下にスクロールして「メニューバー」をクリックします。ここにメニューバーへ出せる項目が並んでいるので、「Bluetooth」を選んで表示する状態にします。macOS 12以前は「システム環境設定」の「Bluetooth」の中にチェックボックスがあり、macOS 13以降は「コントロールセンター」の一覧にありました。現在のmacOSでは「メニューバー」という独立した項目に移っています。古い手順が画面と合わないのは、この移動が理由です。
この一覧に並ぶAppleの項目は16項目で、時計、Siri、Spotlight、Wi-Fi、Bluetooth、バッテリー、集中モード、画面ミラーリング、ディスプレイ、サウンド、再生中、ファストユーザスイッチ、Time Machine、VPN、天気、アプリケーション名の表示です。他社アプリのアイコンはここには出てきません。
もう1つの入口として、メニューバーのコントロールセンターのアイコンをクリックし、「コントロールを編集」を選んでから、項目をメニューバーへドラッグする方法もあります。どちらの入口から追加しても、メニューバーに並ぶという結果は同じです。
Bluetoothの項目を出しておくと、残量の確認だけでなく、機器のつなぎ替えも同じアイコンから行えます。Appleの説明でも、コントロールセンターをクリックして機器を選ぶ形でBluetoothデバイスをMacに接続できるとされています。
「バッテリー」の項目はマウスの残量ではない
ここが取り違えやすい部分です。システム設定の「メニューバー」の一覧には「バッテリー」という項目があり、名前だけ見るとマウスの残量が出そうに思えます。しかしこれはMac本体のバッテリーで、対象はMacノートブックです。デスクトップのMacを使っていれば、この項目を入れても意味がありません。
Appleの説明では、Macノートブックを使っている場合にメニューバーへバッテリー状況を表示でき、「バッテリーオプション」から充電量の割合とエネルギーモードをいつ表示するかも選べます。割合の表示は、バッテリーがコントロールセンターに表示されているときは常に出る作りになっています。いずれもMac本体の話で、周辺機器の残量とは別です。
したがって、マウスやキーボードの残量を見たいのであれば、追加するのは「バッテリー」ではなく「Bluetooth」です。名前が似ているため、片方を入れて「出てこない」と判断してしまうことがよくあります。目的の機器がMac本体なのか周辺機器なのかを先に分けて考えると、迷いません。
充電が切れる前に気づくための運用
残量を確認する手段を整えたら、次は見る頻度の話になります。充電式のマウスは、切れた瞬間に作業が止まるため、切れてから対応するのでは遅い種類の消耗品です。
- 週に1度、決まったタイミングで見る。 メニューバーにBluetoothを出しておけば、クリック1回で確認できます。月曜の朝など、時間を決めておくと習慣になります。
- 長く使わないときは電源を切る。 Appleは、キーボードやマウスやトラックパッドを長時間使わない場合、バッテリー駆動時間を最大限に利用するために電源をオフにするよう案内しています。切り替えは本体のオン/オフスイッチで行います。
- 充電できていないときの確認は物理側から。 充分な時間つないでも残量が増えていない場合は、ケーブルが奥まで差さっているか、つないだ先に電源が入っているか、純正のケーブルを使っているかを確かめます。Magic Mouseは接続すると自動でBluetoothのペアリングが行われる作りなので、ペアリングの設定を疑う前に物理的な接続を見るほうが早く解決します。
- 電源スイッチの色を見る。 Appleの手順では、デバイスをオンにして電源スイッチが緑色になっていることを確認するよう書かれています。反応しないときは、ここが最初の確認点です。
キーボードとトラックパッドも、同じ場所で確認する
確認の経路はマウス専用のものではありません。Magic KeyboardとMagic Trackpadも、システム設定のそれぞれの画面か、メニューバーのBluetoothの一覧で残量を見られます。複数の機器を使っているなら、Bluetoothの一覧を開くほうが一度にまとめて把握できるため、確認の回数そのものを減らせます。
ただし、充電の扱いには違いがあります。Appleの説明では、Magic KeyboardとMagic TrackpadはMacにケーブルで接続しながら使用できます。使えないのはMagic Mouseだけです。したがって、キーボードやトラックパッドについては「残量が減ってきたらケーブルを差したまま使い続ける」という運用が成り立ちます。マウスだけは、切れる前に前もって充電しておく必要があります。
接続そのものの手順も共通です。Magic Keyboard、Magic Mouse、Magic Trackpadは、Macに接続すると自動的にBluetoothでペアリングされます。ケーブルを機器に差し、もう一方の端をMacのUSB-Cポートへつなぐ。機種によっては、Apple Storeやapple.comで入手できるアダプタが必要になる場合があります。ワイヤレスで使えるようになりケーブルを外せる状態になると、通知が表示されます。
一覧に機器の名前が出てこないときは、残量ではなく接続を疑います。システム設定のサイドバーで「Bluetooth」を開き、機器の上にポインタを置いて「接続」をクリックする。それでも出てこない場合は、機器の電源が入っているか、電源スイッチが緑色になっているかを確かめます。残量が読めないのは、たいてい接続が切れているためです。
確認のために増やしたアイコンが、別の問題を呼ぶ
残量を見るためにBluetoothをメニューバーへ出すのは合理的な判断ですが、メニューバーは横幅が決まっている共有の場所です。1つ足せば、その分だけほかの何かが押し出されます。並んでいる項目が多いと、設定はオンなのに画面に描かれない、という状態が起きます。MacBookのノッチがある機種では、中央の欠けがさらに幅を削ります。
標準機能でできる範囲での対処は2つあります。コマンドキーを押しながら状況アイコンをドラッグすれば並べ替えができ、同じくコマンドキーを押しながらメニューバーの外へドラッグすれば外せます。消えては困るものを右へ寄せておけば、幅が足りなくなったときに最初に消えるのは左側になります。もう1つはコントロールセンターへ移すことです。コントロールセンターのアイコンから「コントロールを編集」を選び、項目をドラッグして追加や削除や並べ替えを行い、Controlキーを押したままクリックすればサイズも変えられます。終わったら「完了」を押します。ここに入れた項目はメニューバーの枠を使いません。
ただし、これらの操作が効くのはAppleの項目が中心です。他社アプリのアイコンをまとめて畳む、隠したものを必要なときだけ呼び出すといった操作は標準機能の外にあり、専用の道具の領域になります。何が標準の範囲でできて何ができないのかはできることで確認でき、ほかの選択肢との差はほかの道具との違いにまとめてあります。費用の考え方は料金、導入前につまずきやすい点はよくある質問にあります。試す段階になったらダウンロードから入手して、まず押す用途のないアイコンだけを隠す設定から始めるのが手堅い進め方です。残量を見るためのBluetoothは表に残し、状態を知らせるだけのものを畳む。この切り分けができていれば、確認のための1つを足したせいで別のアイコンが消える、という事態は避けられます。
よくある質問
Magic Mouseの充電残量はどこで確認できますか?
2か所あります。システム設定を開いてサイドバーの「マウス」を選ぶと、その画面の中に残量が表示されます。もう1つは、メニューバーのBluetoothのアイコンをクリックする方法で、接続中の機器と一緒に残量が並びます。後者のほうが手数が少ないため、日常的に確認するならBluetoothをメニューバーに出しておくのが向いています。
充電中に、ちゃんと充電できているか確かめられますか?
Magic Mouseは充電口が裏面にあり、ケーブルを差している間は操作できないため、充電しながら残量を見ることはできません。確認はケーブルを外したあとに行います。充電が済むと、ケーブルを取り外してワイヤレスで使用できるという通知が画面に表示されるので、それも目安になります。
メニューバーにBluetoothのアイコンを出すにはどうすればよいですか?
アップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで下にスクロールして「メニューバー」をクリックし、一覧の「Bluetooth」を表示する状態にします。macOS 12以前はBluetoothの設定画面、macOS 13以降はコントロールセンターの一覧にあったため、古い手順の記事とは場所が違います。
システム設定の「バッテリー」を出せばマウスの残量も見られますか?
見られません。「バッテリー」はMac本体のバッテリーの項目で、対象はMacノートブックです。マウスやキーボードの残量を見たい場合に追加するのは「Bluetooth」のほうです。名前が似ているため取り違えやすい部分で、片方を入れて出てこないと判断してしまう例がよくあります。