menu bar icons disappeared mac のときに確認する順番
画面の右上が、いつもより明らかに空いている。Wi-Fi、バッテリー、時計、それに常駐させているアプリのアイコン。そのいくつかが見当たらないのに、警告も通知も出ていない。menu bar icons disappeared mac のような言葉で検索する人が見ているのは、たいていこの光景です。
最初に手を出したくなるのはアプリの再インストールですが、その順番はほぼ間違いです。ここで役に立つ問いは「どのアプリが壊れたか」ではなく「どこまで消えたか」です。全部なのか、システムのアイコンだけなのか、あとから入れたアプリのアイコンだけなのか。この3つは向かう先がまったく違い、しかも3つのうち2つは故障ではなく設定の話です。
消えた範囲によって、見る場所が変わる
メニューバーは1本の帯に見えますが、中身の持ち主は3種類に分かれています。左側にあるアプリのメニュー、右側のシステム項目、そして右側の常駐アプリのアイコンです。この3つは表示を決める仕組みがそれぞれ独立しているので、消え方を見れば原因の範囲がかなり絞れます。
- 帯そのものが見えない。Appleメニューまで消えている場合は、メニューバーの自動的な非表示か、フルスクリーン表示です
- Wi-Fiやバッテリーだけがない場合は、コントロールセンターの設定です
- 自分で入れたアプリのアイコンだけがない場合は、メニューバー管理アプリの畳んだ状態か、アプリの起動そのものです
- 条件によって出たり消えたりする場合は、幅が足りていません
この分岐を先に確定させると、無関係な設定をいじって別の問題を作る事故を防げます。以下、それぞれの確認方法を順に見ていきます。
帯ごと消えているなら、故障ではない
まず画面の左端を見ます。Appleメニューとアプリのメニューが残っていて右側だけが寂しいなら、メニューバーは正常で、個別の項目が出ていないだけです。Appleメニューまで含めて帯全体が消えているなら、アプリはどれも関係ありません。
ポインタを画面のいちばん上へ動かして、そこで止めてください。帯が降りてくるなら、自動的に隠す設定になっています。場所はシステム設定の「デスクトップとDock」です。macOS Ventura 以降、この設定は入り切りの2択ではなく、常に隠す、デスクトップのときだけ隠す、フルスクリーンのときだけ隠す、隠さない、の4つから選ぶ形になっています。
フルスクリーンは別に覚えておく価値があります。設定を触っていない人でも該当するからです。フルスクリーン表示のアプリは、標準の動作としてメニューバーを隠します。フルスクリーンを解除した瞬間にアイコンが戻るなら、直す場所はアプリではなく、いま挙げた設定のほうです。
システムのアイコンは、コントロールセンターが持っている
Wi-Fi、Bluetooth、サウンド、バッテリー、集中モード、画面ミラーリング、再生中、ディスプレイ。これらは常駐アプリではなく、システム側の部品です。表示するかどうかは1か所で決まります。システム設定の「コントロールセンター」です。
メニューバーに表示する項目は、システム設定の「コントロールセンター」で項目ごとに選べる。表示しない設定にした項目は、コントロールセンターの中から利用できる。 出典: support.apple.com
一覧に並ぶ項目には、それぞれ「メニューバーに表示」と「メニューバーに表示しない」の選択があります。項目によっては「使用中のみ表示」に相当する3つ目の選択肢があり、これを選んだBluetoothは、何もつながっていないあいだは出てきません。設定を知らずに見ると、消えたようにしか見えない挙動です。
| 見当たらない項目 | 設定の場所 |
|---|---|
| Wi-Fi、Bluetooth、サウンド、バッテリー、集中モード | システム設定の「コントロールセンター」 |
| 時計と、その表示形式 | 同じ画面の「時計オプション」 |
| Spotlight、Siri、Time Machine | 同じ画面の下のほう |
| 自分で入れたアプリ | そのアプリ自身の設定 |
バッテリーは特によく話題になります。アイコンと、その横のパーセント表示は別々のスイッチなので、アイコンはあるのに数字だけがない状態が作れます。数か月前に自分で切ったことを忘れ、macOSの更新のせいだと考えてしまうのが典型的な流れです。実際にmacOSの大きな更新で一部の項目が初期値へ戻ることもあるので、更新の直後は一覧を上から順に読み直すほうが早く終わります。
常駐アプリのアイコンだけがないとき
システム側の項目は全部そろっていて、自分で入れたアプリのアイコンだけが見当たらない。この場合に最初に外しておきたいのが、隠すために動いている道具の存在です。メニューバーを整理する道具はステータス領域の一部を畳むので、畳まれた状態は、アプリがまとめて落ちた状態と見分けがつきません。
この種類の道具はキーボードショートカットを持っているのが普通です。意図せず押してしまうこともあれば、自分で押したことを忘れることもあります。ステータス領域の途中にある区切り線や小さな山形の印を探して、押してみてください。全部出てくるなら、何も壊れていません。
ログイン直後も同じです。畳んだ状態はログイン時に復元されるので、シャットダウン前に隠していたアイコンは、起動後も隠れたままです。これは設定どおりの動作です。
そうした道具を入れていないなら、アプリ自体が動いているかを確認します。アクティビティモニタを開いてアプリ名で検索してください。ウインドウもDockアイコンも持たない常駐アプリは、ほかに手がかりを残しません。静かに終了していると、まさにこの症状になります。
一覧に出てこないアプリは、起動すれば戻ります。再起動をまたぐと消える場合は、ログイン項目の設定を見ます。macOS Ventura 以降、システム設定の「一般」にある「ログイン項目」に集約されており、macOS Sequoia では「ログイン項目と機能拡張」という名前です。ここには性質の違う2つのリストがあり、片方はアプリ本体を開くもの、もう片方はアプリが自分で登録した補助プログラムの実行を許可するものです。後者が切れていると、本体を手で起動しても次のログインでまた消えます。
出たり消えたりするときは、幅が足りていない
いちばん分かりにくいのがこの型です。消えている顔ぶれが、そのときの操作によって変わります。
メニューバーの左側は最前面のアプリのメニューが使い、右側の残りをステータス項目が分け合っています。両者がぶつかるとき、macOSは縮小も折り返しもしません。入りきらない項目を、時計から遠い側から順に描かなくなります。メニューの多いアプリを前面に出すとアイコンが2つ3つ消え、デスクトップをクリックすると戻る、という動きになるのはこのためです。
画面の幅も直接効きます。文字を大きく見せる方向の解像度設定にしていると、入る個数が減ります。外部ディスプレイを外した日は、狭くなった内蔵画面にすべてが移ります。MacBook Pro の14インチと16インチ、それにカメラ部分が画面に食い込んでいるMacBook Air では、ノッチの手前で並べるのが止まるため、画面の横幅から想像するより早く限界が来ます。
並び順は自分で決められます。Commandキーを押しながらアイコンを左右にドラッグしてください。ステータス領域の左側にある項目から先に消えていくので、ふだん見ないものをそちら側へ寄せておくと、必要なアイコンが残ります。
出ているのに見えていない場合
技術的には描かれているのに、見えていないという状態も2つあります。
1つは明るさの問題です。メニューバーは背後の壁紙の見た目を受けるので、明るい壁紙とライトの外観を組み合わせると、単色のアイコンが背景に溶けます。システム設定の「アクセシビリティ」から「ディスプレイ」を開き、透明度を下げる設定を有効にすると帯に不透明な背景が付き、その場で判別できます。
もう1つは描画の状態です。メニューバーはシステム側のプロセスが描いており、項目としては登録されているのに描かれない状態になり得ます。安全なのはログアウトして入り直すことです。ターミナルの killall SystemUIServer でも一部のプロセスが再起動しますが、最近のmacOSではシステム項目の多くをコントロールセンター側が描いているため、思った箇所に効かない場合があります。
描き直しは解決策ではなく判断材料として使います。戻ってそのまま安定するなら一時的な描画の問題でした。戻ってもまた同じ条件で消えるなら、原因は前の節までのどれかで、症状だけが一時的に消えていたことになります。
確認の順番と、そのあとに決めること
順番どおりに進めると、もともと問題のなかった設定を触らずに済みます。Appleメニューが見えているかを確認し、フルスクリーンを解除して見直し、コントロールセンターの一覧を読み、ステータス領域の区切りを押し、アクティビティモニタでアプリの起動を確かめ、デスクトップをクリックして戻るかを見る。ここまでで大半は片付きます。
そのうえで残るのが、そもそも常時表示したいアイコンが多すぎるという問題です。メニューバーの幅は決まっているのに、常駐したいアプリは増える一方なので、放っておけば同じことが繰り返し起きます。表示するものを先に決めてしまうほうが、結果として手間が減ります。区分は3つで足ります。見た瞬間に情報が読めるもの、1日に何度か押すもの、動いていることを示すためだけに出ているものです。
メニューバーを整理する道具は、アプリを動かしたまま2番目と3番目を畳みます。この種類の道具を選ぶときに差が出るのは、隠したあとの扱いです。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開けるかどうかで、使える状態のまま片付いているか、単に見えなくなっただけかが分かれます。畳んだまま操作する仕組みはできることで説明しています。
選ぶ材料も、事実だけを並べたほうが早く決まります。この分野には無料のものと有料のものがあり、対応するmacOSのバージョンも道具ごとに違います。各項目を横に並べたほかの道具との違いと、費用の条件をまとめた料金を見比べれば、自分の環境で使えるものが絞れます。導入前の細かい疑問はよくある質問に整理されています。
最初にやることは変わりません。どこまで消えたのかを確定させること。全部なのか、システム項目だけなのか、常駐アプリだけなのか。そこが決まれば、直す場所は1か所に絞れます。
よくある質問
メニューバーのアイコンが全部いっぺんに消えました。故障ですか?
Appleメニューまで含めて一度に消えた場合は、帯そのものが隠れている状態がほとんどです。ポインタを画面の上端へ動かして出てくるか確認し、システム設定の「デスクトップとDock」にある自動的に隠す設定を見てください。デスクトップとフルスクリーンで別々に指定できます。
Bluetoothのアイコンだけが消えて、Wi-Fiは残っています。なぜですか?
システム設定の「コントロールセンター」では項目ごとに表示方法を選べ、使用中のみ表示にできる項目があります。そう設定したBluetoothは、何も接続していないあいだは出てきません。常に表示する設定へ変えれば固定されます。
デスクトップをクリックするとアイコンが戻ります。何が起きていますか?
メニューバーの左側は最前面のアプリのメニューが使っており、メニューの多いアプリが前面にあると右側の幅が足りなくなります。macOSは入りきらない項目を時計から遠い側から描かなくなるため、前面のアプリが変わると表示も変わります。並べ替えか、表示数を減らすかで対処できます。
macOSのアップデートでアイコンが消えることはありますか?
あります。コントロールセンターの一部の項目が初期値へ戻る場合があり、アプリが登録し直した補助プログラムが無効の状態のまま残ることもあります。大きな更新の直後は、コントロールセンターの一覧とログイン項目の一覧を一度ずつ読み直すほうが早く解決します。