iStat Menusの料金と無料の範囲|2026年の買い切り価格と3つの買い方
iStat Menus ryoukinで調べている人が最初に知りたいのは、月額なのか一度きりなのか、そしていくらなのかという2点だろう。答えを先に書くと、アプリ本体は買い切りで、購入経路が3つあり、経路によって金額も動作条件も違う。さらに天気機能だけが別会計になっていて、ここを見落とすと後から「表示が止まった」と感じることになる。以下は2026年9月10日時点で、開発元の販売システムと各ストアから直接確認した数字だ。
アプリ本体は買い切りで、継続課金ではない
iStat Menusを作っているのはオーストラリアのBjango Pty Ltdで、公式サイトからの販売はPaddleを通して行われている。ライセンスは1回払いで、自動更新の仕組みは付いていない。
2026年9月10日時点の公式サイトの価格は次のとおり。表示通貨は購入者の国によって切り替わるため、日本からと米国からの両方を並べる。
| ライセンス | 米国表示 | 日本表示(税込) |
|---|---|---|
| 単体 | 11.99ドル | 2,065円 |
| ファミリー(最大5人) | 14.99ドル | 2,582円 |
| 単体アップグレード | 9.99ドル | 1,720円 |
| ファミリーアップグレード | 12.99ドル | 2,237円 |
単体ライセンスは1人分で、ファミリーは家族5人までが対象になる。日本からの購入では消費税が上乗せされた金額が表示され、単体で2,065円、ファミリーで2,582円となる。為替と税率で上下するため、購入直前に画面の数字を確認したい。
大事なのは、この金額に「毎年」が付かないことだ。次のメジャーバージョンが出たときに有償のアップグレードを買うかどうかは、そのときに決めればよい。実際、iStat Menus 7の公開は2024年7月31日で、そこから7.1、7.2、7.3と無償の更新が続いている。
iStat Menus 6からのアップグレードには条件がある
割引価格でのアップグレードには、iStat Menus 6のライセンスが必要になる。公式サイトの購入画面にも、6のライセンスがあることが条件だと明記されている。
手順で注意したいのは、買う前にiStat Menus 7をダウンロードして起動しておく点だ。アプリ側が既存のライセンスを見つけると、割引価格が自動で適用され、購入済みの天気データも引き継がれる。ウェブの購入画面から先に決済してしまうと、この判定が働かない場合がある。
差額で見ると、単体アップグレードは1,720円で、新規購入との差は345円ほどしかない。5より前のバージョンから飛ぶ場合や、ライセンスの所在が分からなくなっている場合は、割引を探して時間を使うより新規で買ったほうが早いことも多い。ライセンスを紛失したときは、公式サイトのヘルプにメールアドレスを入力して再送を受け取る窓口がある。
1つのライセンスで何台のMacに入れられるか
金額と同じくらい判断を左右するのが、対応台数だ。ここは公開されているライセンス条項に具体的な数字が書かれている。
This License grants you the right to activate and use the Software on no more than 3 computers primarily used by you or on no more than 1 computer if the computer has no primary user. 出典: bjango.com
単体ライセンスは、自分が主に使うMacであれば3台まで有効化できる。特定の主使用者がいない共用機に入れる場合は1台までとなっている。ファミリーパックは、同一世帯内で5台までが対象だ。
この条件は費用の見え方を大きく変える。仕事用のMacBook Proと自宅のMac miniとサブのMacBook Airを1人で使い分けているなら、単体ライセンス2,065円のままで3台とも動く。1台あたり688円だ。逆に、家族それぞれが自分のMacを持っている家庭では、単体を人数分買うよりファミリーパックのほうが安くなる。単体を2つ買えば4,130円だが、ファミリーパックなら2,582円で5台までまかなえる。
試用の条件も条項に書かれている。初回起動から14日で、期間が過ぎると機能の全部または一部が自動的に無効になる。買わずに使い続ける形にはならない。
Mac App Store版は金額が近く、できることが違う
同じiStat Menus 7がMac App Storeにも並んでいる。2026年9月10日時点で、日本のApp Storeでの価格は2,000円、米国では11.99ドル。掲載中のバージョンは7.30で、更新日は2026年5月27日だ。
金額だけを見ると公式サイトとほぼ変わらないが、2つの違いがある。
1つ目は動作条件だ。公式サイト版はmacOS 11以降で動くのに対し、Mac App Store版の必要環境はmacOS 14.0以降と記載されている。古いMacをまだ使っているなら、この差だけで選択肢が決まる。
2つ目は機能の範囲で、開発元のヘルプが違いを明示している。
It can not control fan speeds. The iStat Menus Helper is needed to view some stats. 出典: bjango.com
App Storeの仕組み上、サンドボックスの外に出る操作が制限されるため、ファンの回転数を制御する機能が入らない。温度やセンサーの一部を読むにも、別途ヘルパーを入れる必要がある。MacBook Proのファンを温度に応じて自分で回したい人にとっては、ここが決定的な差になる。逆に、CPUやネットワークの数値をメニューバーで見たいだけなら、App Store版でも困らない。
Setappの月額に含まれている
3つ目の経路がSetappで、月額の中に含まれる形で使える。Setappのアプリページには、掲載バージョン7.30、対応はmacOS 11.0以降、32言語対応と記載されている。
Setapp自体の料金は、Macだけのプランで月14.99ドル(税別、月払い)から。7日間の無料試用が付き、年払いにすると割引がある。MacとiOSの両方を対象にするプランは月18.99ドル、Macを4台まで使えるプランは月22.99ドルという構成になっている。
iStat Menus1本のためにSetappを契約すると、単体買い切りの11.99ドルを2か月で追い越す。逆に、Setappに入っている他のアプリを何本か使う予定があるなら、その中の1本として扱える。判断の基準は「iStat Menusの値段」ではなく「他に何本使うか」になる。
天気だけが別会計になっている
料金の話で最も分かりにくいのがここだ。iStat Menusのライセンスには天気データが6か月分同梱されている。その期間が過ぎると、天気の表示を続けるにはデータパックを買い足すことになる。
The data packs start from USD$2.49 (plus local taxes) for 12 months. Data packs can be purchased from within iStat Menus, under the Weather tab. 出典: bjango.com
理由も公開されている。iStat MenusはApple Weather、Xweather、AccuWeather、Environment Canada、WillyWeatherといった有償の気象サービスからデータを取っていて、利用量に応じた費用が開発元に発生する。本体価格に無制限の天気を含めると、その分を全員の購入価格に乗せることになるため、使う人だけが買い足す形にした、という説明だ。
購入は自動更新ではない。同じ期間のパックを買い足すと期間が延び、違う期間のパックを買うと置き換わる。12か月で2.49ドルから、という水準は月あたりに直すと0.2ドル程度になる。天気をメニューバーに出さない設定にしていれば、この費用は発生しない。
支払いの実務と、ライセンスを失くしたとき
公式サイトからの購入では、決済の窓口をPaddleが担っている。開発元のプライバシーポリシーにも、支払い処理は第三者のサービスを使い、カード情報は開発元側に保存されないと明記されている。App Store経由で買った場合の窓口はAppleになる。
日本から公式サイトで買うと、通貨は円で表示され、消費税が上乗せされた金額が請求される。表の税込2,065円は、税抜1,877円に消費税188円が乗った内訳になっている。経費として処理する場合は、この内訳が分かる形の領収書がPaddleから発行される。
ライセンスキーが見つからなくなったときの窓口も用意されている。公式サイトのヘルプページにメールアドレスを入力すると、そのアドレス宛に購入済みのライセンスが再送される。iStat Menusだけでなく、同じ開発元の他の製品のライセンスもまとめて送られてくる仕組みだ。買い切りのソフトは購入から数年後に再インストールする場面が来るので、この窓口の存在を覚えておくと、新しいMacへの移行で止まらずに済む。
なお、支払い方式が3経路で違う点も費用の見え方に関わる。公式サイトとApp Storeは1回払いで所有が残るのに対し、Setappは支払いを止めた時点で使えなくなる。長く使う前提なら前者が積み上がらない形になり、短期間だけ試したい、あるいは他のアプリも同時に評価したいなら後者が動かしやすい。
14日の試用で何を確かめておくか
公式サイト版には14日間の無料試用が付いている。この期間に確かめておくと後悔しにくいのは、値段の妥当性ではなく、自分のMacで実際に動く範囲だ。
- 使っているMacのセンサーがどこまで読めるか。M3とM4世代では、macOSがファンを止めている状態でのファン制御が正しく動かない場合があると、開発元が既知の問題として公開している
- ヘルパーを入れるかどうか。7.0以降は管理者パスワードなしでインストールでき、ヘルパーは任意になった。ただし温度やファン速度を見るにはヘルパーが要る
- メニューバーに何項目まで置けるか。試用中に自分の画面幅とノッチの有無で、実際に表示できる数を数えておく
3つ目は費用の判断に直結する。せっかく買っても表示しきれないなら、支払う前に置き場所の問題を解いておいたほうがよい。
メニューバー全体の費用として見ると、判断が変わる
iStat Menusの料金だけを単体で見ると、買い切り2,065円は判断しやすい金額に見える。ところが実際の出費は、メニューバーに並んでいる常駐アプリ全体の合計で決まる。クラウドストレージ、パスワード管理、画面収録、VPN、音声デバイス切り替えを合わせると、月額と買い切りが入り混じった状態になっていることが多い。
その中で、メニューバーを整理する道具は少し性質が違う。他の常駐アプリと機能が重ならず、他のアプリを1本も減らさずに画面の混雑だけを解く。iStat Menusの結合モードで9項目を1つにまとめても、他社のアプリのアイコンには手が届かないからだ。費用の考え方と支払い方式は料金にまとまっているので、iStat Menusの買い切り額と足し合わせて、年あたりでいくらになるかを見ておきたい。
比べるときは金額だけでなく、支払った後に何ができるかまで並べたい。畳んだ状態からアイコンを押せるか、ホットキーで開けるか、ノッチのある画面でどう振る舞うかといった差は、ほかの道具との違いで確認できる。何ができるのかを先に把握したい場合はできることが早い。
購入前によく出る疑問はよくある質問に整理されている。自分の環境で確かめてから決めたいなら、ダウンロードから入手して、iStat Menusの試用期間と重ねて試すのが効率的だ。14日のうちに両方を動かしておけば、どちらにいくら払うかを実物を見て決められる。
支払う総額は、経路の選び方でも変わる。公式サイト版はファン制御まで含めて買い切り、Mac App Store版はmacOS 14以降でファン制御なし、Setappは他のアプリを何本使うかで元が取れるかどうかが決まる。天気を使うなら年2.49ドルから上乗せする。この4つの数字を並べれば、自分にとっての正解は自動的に決まる。
よくある質問
iStat Menusは月額のサブスクリプションですか?
公式サイトとMac App Storeで買う場合は買い切りで、自動更新はありません。2026年9月10日時点で単体2,065円(税込)、ファミリーが2,582円です。ただしSetapp経由で使う場合は、Setappの月額に含まれる形になるため継続課金になります。
無料で使える範囲はどこまでですか?
公式サイト版には14日間の無料試用があり、期間中は機能制限なく使えます。無料の恒久プランはありません。天気データはライセンス購入時に6か月分が同梱され、その後は12か月2.49ドルからのデータパックを買い足す形になります。
Mac App Store版と公式サイト版のどちらが得ですか?
金額はほぼ同じですが条件が違います。Mac App Store版はmacOS 14.0以降が必要でファン速度を制御できず、一部の統計を見るにはヘルパーが要ります。公式サイト版はmacOS 11以降で動き、ファン制御も使えます。古いMacやファン制御が目的なら公式サイト版を選んでください。
iStat Menus 6から安く移行できますか?
6のライセンスがあれば単体1,720円、ファミリー2,237円のアップグレード価格が適用されます。先にiStat Menus 7をダウンロードして起動すると、既存ライセンスが検出されて割引が自動適用され、購入済みの天気データも引き継がれます。新規購入との差は約345円です。