iStat Menus uninstallの正しい順番|ゴミ箱では止まらない常駐部品まで

iStat Menus uninstall と検索してこのページに来た人の多くは、アプリのアイコンをゴミ箱へ入れたのに何かが残っている気がする、という状態にいます。実際、このアプリはメニューバーに項目を出す部分と、温度やファンの値を読むために管理者権限で動く部分が別々に入るため、本体を捨てるだけでは片方が残ります。ここでは、何が常駐しているのか、どの手順なら全部が止まるのか、そして消したあとにどこを見れば確認できるのかを順番に押さえます。

この検索が増える背景にあるのは、メニューバーの席の取り合い

システム監視のアプリは、性質上メニューバーの席をたくさん使います。CPU、メモリ、ネットワークの上り下り、ディスク、温度、バッテリー、時計。それぞれを別の項目として出せる作りなので、初期設定のまま使っていると5個前後の枠が一気に埋まります。そこにクラウドストレージやチャットのアイコンが加わると、画面の上端はすぐ足りなくなります。

そのため、この言葉で検索する人の動機は2通りに分かれます。ひとつは、Macから完全に取り除きたい場合です。もうひとつは、監視の数字そのものは残したいけれど、メニューバーの占有だけをどうにかしたい場合です。前者と後者では、やるべきことが最後まで別物になります。前者は正規の削除手順、後者は表示する項目を絞る設定の話であり、途中まで手順が似ているせいで混同されがちです。

判断の材料として先に価格の形も見ておきます。2026年9月10日時点で、開発元の販売ページから買う版は単体ライセンスが2,065円、家族向けの5人まで使える版が2,582円、旧版からの乗り換えが1,720円です。Mac App Storeに並んでいる版は2,000円で、必要なmacOSの下限が違います。出典はbjango.comとApp Storeの掲載情報です。買い切りなので、消しても課金が続くという心配はありません。

本体を捨てても止まらないのは、中身が3つに分かれているから

配布されているファイルの中を見ると、この構成がはっきりします。2026年9月10日に開発元のサイトから取得した版はバージョン7.30で、アプリの中に次の部品が同梱されています。

  • メニューバーに項目を描く常駐アプリ。識別子は com.bjango.istatmenus.status
  • 値を集める補助の常駐アプリ。識別子は com.bjango.istatmenus.agent
  • 管理者権限で動く常駐プロセス。識別子は com.bjango.istatmenus.daemon
  • 上の常駐プロセスを所定の場所へ据え付けるための、権限付きの導入用プログラム

このうち3つめが、削除で取りこぼされやすい部分です。同梱されている設定ファイルを読むと、実行されるプログラムの場所は「/Library/Application Support/iStat Menus 7/」の中で、起動時に自動で走り、落ちても自動で立ち上がり直す指定になっています。アプリ本体を捨てても、この指定はシステム側の領域に残ったままです。

温度センサーやファンの回転数は、通常のアプリの権限では読めません。だから管理者権限の常駐プロセスが必要になり、その置き場所も利用者のフォルダではなくシステム側になります。手作業で消しにくいのはそのためで、逆に言えば、正規の削除手順はこの部分を外すために用意されています。

消す前に控えておくと後で助かる3つ

削除そのものは数分で終わりますが、控えを取らずに進めると戻せなくなるものがあります。

まず設定です。開発元の説明によると、すべての設定はファイルメニューから書き出しと読み込みができます。表示する項目、しきい値、通知の条件を作り込んでいるなら、削除の前に書き出して別の場所に置いてください。再インストールしたときも、Macを買い替えたときも、これがあるだけで作り直しが要りません。

次にライセンスです。開発元のヘルプページには、購入時のメールアドレスを入れるとライセンスを送り直してくれる窓口があります。消したあとで思い出しても取り戻せますが、その分だけ往復が増えます。削除の前にどこかへ貼っておくほうが早く済みます。

3つめが、いま何を見ていたかという記録です。メニューバーに出していた項目の並びを1枚撮っておくと、別の道具に移る場合でも、同じ情報を出すために何が要るのかがすぐ分かります。監視のアプリは項目が多いので、記憶だけを頼りにすると必ず抜けが出ます。

配布版は、アプリのメニューから外す

開発元のサイトからダウンロードした版には、削除の手順が用意されています。

To uninstall iStat Menus, please choose iStat Menus › Uninstall from the menu bar, then click Uninstall. This works, even if your trial period is over. If you have already manually deleted iStat Menus, then please download it again and run the uninstaller. 出典: bjango.com

読み取れる点は2つあります。ひとつは、メニューバーの項目から Uninstall を選ぶのが正規の経路で、体験版の期間が終わっていても実行できること。もうひとつは、先にアプリを捨ててしまった場合の答えが用意されていることです。もう一度ダウンロードして削除機能を走らせれば、システム側に残った部分も一緒に外れます。手で探して消すよりも確実で、権限が要る場所を触らずに済みます。

体験期間は14日間で、試したうえで合わなかった人がこの経路をたどることになります。期間が切れているとアプリが動かないのではないか、という不安で手作業に走る必要はありません。

同じメニューには Reinstall もあります。動きがおかしいだけで、消したいわけではない場合は、削除の前にこちらを試すほうが早く終わります。

Mac App Store版は手順が違う

同じ名前のアプリでも、Mac App Storeで買った版は削除の道筋が別です。開発元の説明では、上部のタブにある Global の右側にある一時停止のボタンを押してから終了し、アプリをゴミ箱へ移します。さらに、補助のプログラムを入れていた場合は、次の2つを手で取り除くよう案内されています。

  • /Library/LaunchDaemons/com.bjango.istatmenus.helper.mas.plist
  • /Library/Application Support/iStat Menus Helper/

この差は、Mac App Storeの決まりに沿って作られているからです。同じ理由で、この版はファンの回転数を制御できず、一部の数値を見るには補助のプログラムを別に入れる必要がある、と開発元が明記しています。自分がどちらの版を使っているか分からない場合は、App Storeの購入履歴を見るのが確実です。

消したあとに見る場所は、ログイン項目

削除が終わったら、システム設定の一般にあるログイン項目を開いてください。開発元のヘルプでは、この一覧にアプリ名や開発元の名前を含む項目が複数並ぶことがある、と説明されています。macOSを更新したあとに動かなくなったときの対処としても、同じ場所の切り替えが案内されています。

もし削除後にも項目が残っているように見える場合、最終手段としてログイン項目の記録そのものを初期化する方法が公開されています。ただしこれは、ほかのアプリの起動設定にも影響し、実行後の再起動が必要です。開発元も影響範囲を明記したうえで案内しているので、ほかに手が無いときだけにしてください。

もうひとつ、削除の直後にはメニューバーの見え方が変わります。今まで監視の項目が占めていた幅が空くので、隠れていた別のアイコンが顔を出します。ノッチのあるMacBookでは、幅が足りずにmacOS側が描画をやめていた項目が戻ってくることもあります。空いた席をどう使うかを決めないままだと、数週間で元の混み具合に戻ります。

全部消すか、出す数を減らすかの分かれ道

監視の数字そのものは使っていた、という場合、削除は行き過ぎかもしれません。このアプリには、複数の項目を1つの枠にまとめて表示する機能があり、開発元はノートブックで特に役立つと説明しています。メニューバーに出すものと、押したときに出す一覧に入れるものを分けられるので、席を1つに減らしたうえで情報量を保てます。

判断の目安はこうです。数字を見て行動を変えているなら残す価値があります。録画中の表示、同期の停止、電池残量のように、見た瞬間に次の動作が決まるものです。逆に、何となく眺めているだけの数字は、押したときに出れば足ります。CPU使用率のグラフを見て実際に何かを止めた回数を思い出せないなら、それは常時表示の対象ではありません。

もうひとつ、削除の前に確かめておきたいのが、その数字を出すために渡している権限です。このアプリは、Bluetooth機器の電池残量を読むためにBluetoothへの許可を、予定を一覧に出すためにカレンダーへの許可を求める作りになっています。どちらも機能のために必要な範囲ですが、使っていない機能のために許可を出したままなら、削除するかどうかの判断材料になります。システム設定のプライバシーとセキュリティを開き、何が有効になっているかを見てから決めてください。

なお、表示を減らす方向で解決した場合でも、常駐そのものは残ります。動作の軽さを気にしているなら、席の数を減らすのと、常駐を止めるのは別の話だという点は押さえておいてください。席が足りないという悩みなら前者で解け、動いているものを減らしたいという悩みなら後者、つまり削除が答えになります。

メニューバーを整理する道具の側から見えること

案内サイトの比較表を作るために各社の情報を並べると、この分野の道具には2つの層があることが分かります。ひとつは、監視や充電制御のように固有の仕事をしていて、その結果をメニューバーに出しているアプリ。もうひとつは、メニューバーそのものを整理するアプリです。前者を消しても席は空きますが、その席は別のアプリが埋めます。後者は席の割り当てを変えるので、アプリの数が増えても効き続けます。

削除を考えている人にとって実際的なのは、どちらの層で問題を解こうとしているのかを先に決めることです。監視の情報が要らないなら削除でよく、席が足りないだけなら整理の側で解けます。整理の道具で何ができるのかはできることにまとめてあり、隠したあとの操作感が製品ごとにどう違うかはほかの道具との違いに、調べた日と出典を添えて並べてあります。

比較で最後に効いてくるのは、隠した項目にもう一度触るまでの手数です。バーを広げてから改めて押す仕組みだと、目的の項目に届くまでに2手かかります。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける仕組みなら1手で済み、隠す判断が軽くなります。導入前に出やすい疑問はよくある質問に集めてあるので、削除のあとで何を入れるかを決める前に目を通しておくと、確かめる順番を間違えずに済みます。

よくある質問

アプリをゴミ箱に入れただけでは何が残りますか?

管理者権限で動く常駐プロセスと、その起動指定が残ります。配布版に同梱されている設定ファイルでは、実行されるプログラムの置き場所がシステム側の共有領域で、起動時に自動で走り、落ちても立ち上がり直す指定になっています。アプリのメニューから正規の削除を実行するか、消してしまった場合は再度ダウンロードして削除機能を走らせてください。

体験版の期間が切れていても削除の機能は使えますか?

使えます。開発元のヘルプには、体験期間が終わっていても削除は実行できると明記されています。期限切れで操作を受け付けないという作りではないため、手作業でシステム側のファイルを探しに行く必要はありません。先にアプリを捨ててしまった場合も、もう一度ダウンロードすれば同じ経路で外せます。

Mac App Storeで買った版も同じ手順ですか?

違います。上部のタブにある Global の右側の一時停止ボタンを押してから終了し、アプリをゴミ箱へ移します。補助のプログラムを入れていた場合は、/Library/LaunchDaemons/ にある .helper.mas.plist と、/Library/Application Support/iStat Menus Helper/ を手で取り除くよう案内されています。

削除したのにメニューバーが片付いた気がしないのはなぜですか?

空いた席を別のアイコンが埋めるからです。監視の項目が占めていた幅が空くと、今まで押し出されていた第三者製のアイコンが表示に戻ります。ノッチのあるMacBookでは特に起きやすい現象です。常に表示するものを決めてから席を配り直すか、メニューバーを整理する道具で割り当て自体を変えるのが対処になります。

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