Macの時計の設定|表示を変える画面と項目の場所

Macの時計の設定を探して迷うのは、目的の項目が1か所にまとまっていないためである。秒を出したい、日付を出したい、24時間表示にしたい、時刻のずれを直したい、この4つはすべて別の画面にある。さらにmacOSの版によって、そのうちの1つが引っ越している。この記事では、どの項目がどの画面にあるのかを画面に出ている名前のまま並べ、時計が読めなくなる原因を切り分ける順番まで示す。

Macの時計の設定は2つの画面に分かれている

まず全体の地図を持っておくと迷わない。時計に関わる設定は次の2つに分かれている。

1つ目は、メニューバーに出る時計の見た目を決める画面である。秒を出すか、日付を出すか、曜日を付けるか、デジタルとアナログのどちらにするか。ここはメニューバーの表示を扱う設定の中にある「時計のオプション」で決める。

2つ目は、時刻そのものを扱う画面である。自動で合わせるか手で入れるか、24時間表示にするか、時間帯をどこにするか。こちらはシステム設定のサイドバーで「一般」をクリックし、その中の「日付と時刻」で決める。

この2つを混ぜて探すと見つからない。秒の設定を「日付と時刻」の中でいくら探しても出てこないし、24時間表示を「時計のオプション」の中で探しても出てこない。Appleの説明もこの分け方に沿っていて、時計の書式のページから24時間表示については別のページへ送る形になっている。

さらに3つ目として、日付そのものの並べ方を決める画面がある。システム設定の「一般」から「言語と地域」を開くと、暦法、日付の書式、週の始まりの曜日が選べる。メニューバーに出る日付が「9月3日」なのか別の並びなのかは、ここで選んだ地域と書式に従う。

「時計のオプション」で切り替えられる項目

時計の見た目を決める項目は次のとおりである。Appleのユーザガイドに載っている項目名をそのまま並べる。

項目 何が変わるか
日付を表示 表示スペースがあるときのみ表示、常に、しない の3つから選ぶ
曜日を表示 日付のあとに曜日が付く
スタイル デジタル時計とアナログ時計を選ぶ
午前/午後を表示 時刻の前に午前と午後が付く
時刻内の「:」を点滅させる 時刻を区切る文字が点滅する
秒を表示 時:分:秒の形になる。オフのときは時:分
時報をアナウンス 決めた間隔で声が時刻を読む

この中で注意が要るのは「スタイル」である。

スタイル: デジタル時計かアナログ時計かを選択します。アナログ表示を選択すると、ほかの時刻表示オプションは利用できなくなります。 出典: support.apple.com

アナログを選ぶと、秒も日付も曜日も出せなくなる。小さな丸い時計だけが並ぶ形になり、横幅は縮むが読み取れる情報は減る。横幅を空けたい目的でアナログにするなら、この引き換えを承知しておく。

「時報をアナウンス」をオンにすると、間隔を1時間、30分、15分から選べる。声の種類も選べて、読み上げ速度やピッチまで変えられる。画面を見ずに時間の経過を知りたい作業では、秒を出すよりこちらのほうが効く。「時刻内の「:」を点滅させる」は1秒間隔で区切り文字が点滅する設定で、秒の数字を出さずに時計が生きていることだけ確かめたいときに使える。

「時計のオプション」の場所は、macOSの版で移っている

この項目の置き場所が版によって違う。ここが検索して出てくる手順と画面が合わない原因になっている。

システム設定のサイドバーに「メニューバー」がある版では、そこをクリックし、「メニューバーコントロール」の中の「時計のオプション」を開く。同じ場所には、メニューバーを自動的に表示と非表示のどちらにするかの設定と、メニューバーの背景を表示するかどうかの設定も並んでいる。

macOS 15までの版では、サイドバーに「メニューバー」が無い。代わりにサイドバーの「コントロールセンター」をクリックし、その中の「メニューバーのみ」という区分けに移動してから「時計のオプション」を開く。項目の中身は同じで、置き場所だけが移った。

さらに古い版では、そもそも「システム環境設定」という名前で、時計の表示設定が「日付と時刻」の中の時計のタブに置かれていた。Web上の手順書がこの形で書かれていることが多く、いま開いた画面と一致しないのはそのためである。手順書の画面写真と自分の画面が違うときは、まずサイドバーに「メニューバー」があるかどうかを見ると、どの世代の手順を読めばよいかが決まる。

なお、時計そのものをメニューバーから外すことはできない。Appleのユーザガイドは「時計は常にメニューバーに表示されます」と書いていて、表示のオンとオフを切り替えるチェックボックスは用意されていない。消したいのではなく位置を動かしたいなら、時計の左側に並ぶ常駐アイコンの数を減らすほうへ向かうことになる。

24時間表示と時間帯は「日付と時刻」で変える

24時間表示は時計の見た目の話に見えるが、置き場所は時刻を扱う側である。システム設定のサイドバーで「一般」をクリックし、「日付と時刻」を開くと「24時間表示」のスイッチがある。Appleの説明では、3:00 PMではなく15:00と表示する設定と書かれている。

同じ画面には「日付と時刻を自動的に設定」があり、ここをオンにするとネットワークタイムサーバから時刻を受け取る。「設定」をクリックするとサーバのアドレスを入れられるので、社内のサーバや国内の公開サーバを指定したい場合はここに入れる。

時間帯は「現在の位置情報に基づいて、時間帯を自動的に設定」で決まる。自動にするには位置情報サービスをオンにしておく必要がある。手で決めたいときはこのスイッチをオフにして、下のテキストフィールドに都市名を入れてReturnキーを押す。海外に移動して打ち合わせの時刻がずれる場合は、まずここが現地に切り替わっているかを見る。

日付の並び順を変えたいときは「言語と地域」へ移る。暦法を和暦に切り替えれば元号での表示になり、日付の書式を選べば日と月と年の順を変えられる。週の始まりの曜日もここで決める。メニューバーの日付表示は、この地域設定の結果をそのまま反映する。

時刻がずれるとき、時計が淡色になるとき

設定の場所が分かっても、時計の中身が合っていなければ意味がない。実際に困っている声は具体的である。

MacBookの時計がめちゃくちゃズレています。設定の日付と時刻自動設定はONになっています。ON OFFしてみましたが無理でした 直し方を教えてください。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

自動設定がオンなのにずれるときは、確かめる場所が3つある。1つ目は指定されているネットワークタイムサーバである。「設定」を開いてアドレスを見て、届かないサーバが入っていれば自動で合わせようとして失敗し続ける。2つ目は時間帯で、時刻の数字は正しいのに時間帯だけ別の地域になっていると、見かけ上は大きくずれる。3つ目はネットワーク側で、社内のネットワークが時刻合わせに使う通信を通していない場合がある。

時計が薄い色になって読みにくいときは、ずれではなく集中モードが原因である。集中モードが有効で、なおかつメニューバーに集中モードの状況メニューが出ていないとき、時計は淡色で表示される。直し方はメニューバーの設定で「集中モード」を選び、「常に表示」か「使用中に表示」を選ぶことである。時計そのものの設定をいくら見ても、この症状は直らない。

時計が丸ごと消えたように見えるときは、消えたのではなく描かれていないことが多い。日付の設定が「表示スペースがあるときのみ表示」になっていれば、常駐アイコンが増えて横幅が足りなくなった時点で日付だけが落ちる。「常に」に変えると日付は残るが、今度は左側のアイコンが押し出される。

いまの設定を控えておく方法

設定を触る前に、いまの状態を控えておくと戻せる。ターミナルで defaults read com.apple.menuextra.clock を実行すると、時計のオプションに対応する値が並ぶ。実行すると ShowAMPM、ShowDate、ShowDayOfWeek、ShowSeconds、TimeAnnouncementsEnabled、TimeAnnouncementsIntervalIdentifier といった名前が返る。

この出力をテキストに貼っておけば、家族や同僚のMacと見比べて「どこが違うのか」を当てられる。画面のスイッチを1つずつ押して確かめるより速い。なお、この値を直に書き換える方法は、書き換えたあとに時計を作り直させる手順まで必要になるため、設定画面から変えるほうが確実である。

複数のMacを使っている場合、この控えを揃えておくと切り替えたときの戸惑いが減る。秒の有無と日付の有無は、目が一瞬で読み取る位置を変えるため、機械ごとに違うと読み間違いが起きる。

設定が正しくても読めない場合がある

時計の設定を突き詰めていくと、最後に別の問題が残る。設定は正しいのに、時計のまわりが常駐アイコンで埋まっていて目が迷う状態である。時計は画面の右端に固定されていて、その左側には各アプリが置いた状況メニューが並ぶ。数が増えれば時計は左から押され、日付の設定が「表示スペースがあるときのみ表示」であれば日付が先に落ちる。

Appleのユーザガイドが用意している手当ては2つで、Commandキーを押したままアイコンをドラッグして並び順を変えることと、Commandキーを押したままアイコンをメニューバーの外にドラッグして外すことである。外した項目は次に必要になったときに戻す手間がかかるので、使う頻度が低いものにしか使えない。

そこで使われるのが、メニューバーを整理する常駐アプリである。できることには、使っていないアイコンを仕切りの左へ送って時計のまわりを空ける仕組みと、隠したものを紋章を押して元の見た目のまま呼び出す仕組みが書かれている。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける作りになっているため、押すためにいったん全部を並べ直す必要がない。電池の残量が決めた割合を下回ったときや、決めた時間帯のあいだだけ特定のアイコンを出す条件も決められる。

同じ用途のアプリは無料のものから買い切りのものまである。価格と払い方を並べた表はほかの道具との違いにあり、2026年9月3日に各社の販売ページで調べた日付が添えられている。買い切りの範囲と試用の条件は料金にまとまっていて、1,980円の買い切りと14日間の試用が示されている。帯の描画を読み取る許可がなぜ必要になるのかはよくある質問に説明があり、対応するmacOSの下限を見たうえで手元で試すならダウンロードから入る流れになる。

進める順番を決めておくと迷わない。まず「日付と時刻」で時刻と時間帯を合わせる。次に「時計のオプション」で秒と日付と曜日を決める。そのうえで日付が落ちるなら、原因は設定ではなく横幅なので、時計の左に並んでいるアイコンの数を見る。この順で見れば、どの画面を開けばよいかで迷う場面はなくなる。

よくある質問

Macで秒を表示する設定はどの画面にある?

メニューバーの表示を扱う設定の中の「時計のオプション」にある「秒を表示」で切り替える。システム設定のサイドバーに「メニューバー」がある版はそこから、macOS 15までの版はサイドバーの「コントロールセンター」を開いて「メニューバーのみ」の区分けから開く。「日付と時刻」の画面には秒の項目が無いため、そちらを探しても見つからない。

24時間表示はどこで切り替える?

システム設定のサイドバーで「一般」をクリックし、「日付と時刻」を開くと「24時間表示」のスイッチがある。Appleの説明では、3:00 PMではなく15:00と表示する設定とされている。時計の見た目に関わる項目だが、置き場所は時刻を扱う側にあるので、「時計のオプション」の中では見つからない。

自動設定がオンなのに時刻がずれる場合は何を見る?

確かめる所は3つある。1つ目は「日付と時刻を自動的に設定」の「設定」で指定されているネットワークタイムサーバのアドレスで、届かないサーバが入っていると合わせられない。2つ目は時間帯で、数字は合っているのに地域が別だと大きくずれて見える。3つ目はネットワークで、時刻合わせの通信が通っていない環境がある。

時計が薄い色になって読みにくいのはなぜ?

集中モードが有効で、なおかつメニューバーに集中モードの状況メニューが出ていないとき、時計は淡色で表示される。時計側の設定を変えても直らない。メニューバーの設定で「集中モード」を選び、「常に表示」か「使用中に表示」を選ぶと、時計の色は元に戻る。

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