Macでの絵文字の出し方|入力メニューから呼び出す
Macで絵文字を出したいのに、どのキーを押せば出るのか毎回思い出せない。文字ビューアという名前は聞いたことがあるが、それがどこから開くものなのか分からない。Macでの絵文字の出し方は4通りあり、どれを覚えるかは手の置き方と画面の広さで変わる。この記事では、その4通りを並べたうえで、メニューバーから開く道が消えてしまう理由までを整理する。
絵文字の出し方は4通りある
絵文字を入力する窓は、macOSでは「絵文字と記号」と呼ばれる。以前の名前で文字ビューアとも呼ばれ、同じものを指す。開き方は次のとおりである。
| 開き方 | 操作 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| キーの組み合わせ | Fn+Eキー、または地球儀キー+Eキー | 文字を打っている途中で出したい |
| もう1つのキーの組み合わせ | control+command+スペースバー | 左手だけで押したい |
| アプリのメニュー | 「編集」から「絵文字と記号」を選ぶ | キーを覚えていない |
| メニューバーの入力メニュー | 入力ソースのアイコンから選ぶ | キーボードに手を戻したくない |
Appleの利用ガイドでは、キーとメニューの両方が案内されている。
Fn+Eキーまたは地球儀キー+Eキーを押すか、「編集」>「絵文字と記号」と選択します。 出典: support.apple.com
どの道から開いても出てくる窓は同じである。違いは手数だけなので、自分がいちばん忘れにくいものを1つ決めておけばよい。文字を打つ流れの途中で使うなら、キーボードから離れないキーの組み合わせが早い。人に手順を伝えるときは、画面に文字として出ている「編集」からの道のほうが説明しやすい。
キーの組み合わせは2系統ある
覚えておくキーは2系統に分かれる。ここを混同していると、押しても出ないという状況になる。
1つ目は、EキーとFnキーを組み合わせる形である。近年のキーボードではFnキーの位置に地球儀の印が付いており、その場合は地球儀キー+Eキーになる。Eはemojiの頭文字と考えると忘れにくい。
2つ目は、スペースバーを使う形である。Appleのキーボードショートカットの一覧には次のように書かれている。
control + command +スペースバーまたはfn + E:文字ビューアを表示します。文字ビューアから、絵文字やその他の記号を選択できます。 出典: support.apple.com
同じ一覧には、control+スペースバーで入力ソースを切り替える組み合わせも載っている。絵文字が出ずに入力の種類だけが変わったときは、commandキーを押し損ねている可能性が高い。
この2系統は、キーボードの種類によって使いやすさが変わる。外付けのキーボードでは、Fnキーが無いものや、Fnキーの位置が内蔵キーボードと違うものがある。据え置きの環境と持ち歩きの環境でキーボードが変わるなら、どちらの環境でも同じ位置にあるスペースバー側の組み合わせを主に使うほうが迷いが少ない。
押しても何も起きない場合に見る場所は3つある。1つ目は、文字を入力できる場所にカーソルが置かれているかどうか。入力欄の外で押しても窓は出ない。2つ目は、いま前面にあるアプリが独自のキー割り当てを持っていないかどうか。動画編集や統計解析のアプリでは、同じ組み合わせが別の機能に取られていることがある。3つ目は、システム設定のキーボードでショートカットの割り当てを変えていないかどうかである。
メニューバーの入力メニューから開く
キーを覚えない道もある。メニューバーの右側に入力ソースのアイコンを出しておき、そこから選ぶ方法である。日本語入力を使っている環境では「あ」や「A」の印として並んでいることが多い。
出す設定はシステム設定の中にある。アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーで「キーボード」を選ぶと、「メニューバーに入力メニューを表示」という項目がある。Appleはキーボードビューアの案内の中でこの項目を示している。
アップルメニュー >「システム設定」と選択して、サイドバーで「キーボード」をクリックします。 出典: support.apple.com
この入力メニューには、絵文字と記号を出す項目とキーボードビューアを出す項目が同居している。キーボードビューアは、いま押しているキーがどの文字に対応しているかを画面に映すものである。記号の位置を確かめたいときはこちらを使う。
入力メニューには、いま選んでいる入力ソースの名前も並ぶ。日本語入力とアルファベット入力を行き来する環境では、どちらになっているかを目で確かめられる場所としても働く。変換の様子がおかしいときに、まずここを見て入力ソースを確かめる使い方ができる。
マウスやトラックパッドに手が乗っているときは、画面の上端まで運ぶだけで開ける分だけ手数が少ない。逆に、大きな外部ディスプレイを使っているとカーソルの移動距離が伸びるため、キーの組み合わせのほうが速くなる。どちらが速いかは画面の大きさで入れ替わるので、両方を残しておく構えが現実的である。
窓が開いたあとの探し方
絵文字と記号の窓は、開いてから目当てのものを見つける時間のほうが長くなりがちである。ここを短くする手がいくつか用意されている。
いちばん確実なのは検索である。窓の中の検索フィールドに「笑っている顔」のような語を打つと、それに対応するものだけが残る。絵柄を目で追って探すより速く、名前を思い出せなくても近い語で当たりを付けられる。
打ちかけの文字から探す道もある。Appleの利用ガイドでは、「ハート」や「いいね」のような語を入力したあとにFn+Eキーを押すと、その語に対応する絵文字が出るという使い方が案内されている。文章を書いている流れを止めずに差し込めるので、慣れるとこの形が最も短い。
よく使ったものは窓の中にたまっていく。たまりすぎて邪魔になったときは、窓の中の操作メニューから「よく使う文字を消去」を選ぶと白紙に戻せる。仕事のやりとりで使う絵柄と、友人とのやりとりで使う絵柄が混ざったときの整理に使える。
なお、Apple Intelligenceに対応した環境では、ジェン文字と呼ばれるカスタム絵文字を作れる機能も用意されている。標準の絵文字の一覧に無い絵柄が必要なときの選択肢になる。
窓の分類は絵文字だけではない。矢印、通貨の記号、括弧や句読点、数学で使う記号なども同じ窓に並んでいる。半角と全角の違いで悩む記号や、キーボードに刻印が無い記号は、ここから拾うほうが確実である。名前が分かっているものは検索で、分からないものは分類をたどって探す形になる。
絵文字を入れられる場所と、入れる前に見ておくこと
この窓は特定のアプリ専用のものではない。文字を入力できる場所であれば、どこからでも呼び出せる。
チャットアプリ、ウェブサイト、メッセンジャー、Pages、Numbersなどのアプリなど、あらゆる入力フィールドで絵文字を入力できるように、Macで絵文字を使えるようにする方法を詳しく説明します。 出典: readdle.com
ファイル名やフォルダ名にも入る。ただし、入れたあとに検索や並べ替えで扱いにくくなることがあるため、目印として使うなら先頭に1つだけ置く形が無難である。共有フォルダやクラウドストレージ越しに相手へ渡すファイルでは、相手の環境で絵柄が別のものに見える場合もある。
見た目の差はアプリと環境で生まれる。同じ文字を送っても、受け取る側のOSの版やアプリによって描かれ方が変わる。細かい表情の違いで意味が反転しうる絵柄は、仕事のやりとりでは避けるほうが安全である。相手の環境でどう見えるかを確かめられないときは、文字で書き添えておくと誤解が減る。
入力メニューがメニューバーから見当たらないとき
設定で表示するようにしたのに、メニューバーに入力メニューが並んでいないことがある。これは設定が外れたのではなく、帯の横幅が足りていない可能性が高い。
メニューバーは、左にいま前面にあるアプリのメニュー、右に状態を示す項目が並ぶ構造になっている。左のメニューはアプリによって長さが変わり、項目の多いアプリに切り替えた瞬間に右側が押し出される。あふれた項目は折り畳まれるのではなく、単に描かれなくなる。消えたことを知らせる合図も出ない。
この症状は、入力メニューだけに起きるわけではない。通信の状態を示すアイコンや、クラウドストレージの同期を示すアイコンも同じ理屈で消える。押したいものが見当たらないときは、設定を疑う前に帯の幅を疑うほうが早く片付く。
切り分けは簡単で、開いているアプリをFinderに切り替えてみればよい。Finderはメニューの数が少ないため左側が短くなり、その分だけ右側に余裕が生まれる。それで入力メニューが出てくるなら、原因は横幅である。
ノッチのあるMacBookでは、この押し出しが早く起きる。帯の中央がカメラの部分で分断され、アイコンを置ける領域が左右に分かれるためである。内蔵画面では出ないのに外部ディスプレイでは出る、という症状はこれで説明が付く。
その場でできる手当ては2つある。1つ目は、commandキーを押しながらアイコンをドラッグして並び順を変えること。入力メニューを左寄りに置けば、押し出されるのは使用頻度の低いものになる。2つ目は、時計の表示から秒や曜日を外して幅を戻すことである。
何を残し、何を畳むかで手数が変わる
絵文字を出す手数は、キーを覚えるかどうかだけでは決まらない。メニューバーに何を並べているかで、入力メニューが見えるかどうかが変わる。
目安は、押す頻度で3段階に分けることである。1日に何度も押すものは、たいてい2つか3つしかない。次に、気になったときだけ押すもの。最後に、動いていることさえ分かればよく、押すことがほぼ無いもの。3段目は常時隠す扱いにしてよく、2段目は畳んで必要なときに呼び出す形が合う。
この分け方で組むと、帯の上には1段目だけが残る。入力メニューを毎日使う人なら、それは1段目に入る。できることには、使わないアイコンを仕切りの向こうへ送って時計のまわりを空ける仕組みと、隠したものをその瞬間の描画のまま呼び出す仕組みが説明されている。呼び出し方をカーソルの載せ方、ホイール、ノッチの操作から選べる作りもある。
呼び出し方の作りは製品ごとに差が大きい。展開してから押し直す形と、隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける形では、1回あたりの手数が変わる。価格と払い方を並べた表はほかの道具との違いにあり、調査日が添えられている。買い切りか継続かで数年後の総額が変わるため、料金で支払いの形と試用の条件を先に見ておきたい。並べ直した見た目のために画面収録の許可が必要になる理由はよくある質問にあり、対応するmacOSの下限はダウンロードから確かめられる。
同じ用途の常駐アプリを2つ同時に動かすと、同じアイコンの位置を取り合って、どちらも思ったように動かなくなる。試すときは1つずつ入れて、残すものを決めてから他方を外す形が確実である。
進め方を整理する。まず絵文字を出すキーを1つだけ決めて指に覚えさせる。次に、キーを押せない場面のために入力メニューをメニューバーに出しておく。それが押し出されて消えるなら、押す頻度で並びを組み直す。この順で進めると、絵文字の出し方を毎回探し直す時間が消える。
よくある質問
Macで絵文字を出すキーはどれを覚えればよい?
Fn+Eキー、または地球儀の印が付いたキーとEキーの組み合わせが短い。Eはemojiの頭文字として覚えられる。左手だけで押したい場合は、control+command+スペースバーでも同じ窓が開く。どちらか1つだけ決めて指に覚えさせるほうが、両方を中途半端に覚えるより確実である。
キーを押しても絵文字の窓が出ない。
文字を入力できる場所にカーソルが置かれているかを先に確かめる。入力欄の外で押しても窓は出ない。それでも出ない場合は、前面のアプリが同じ組み合わせを別の機能に使っているか、システム設定のキーボードでショートカットの割り当てを変えている可能性がある。
メニューバーの入力メニューから絵文字を出せる?
出せる。アップルメニューから「システム設定」を開き、サイドバーで「キーボード」を選ぶと「メニューバーに入力メニューを表示」という項目がある。これを入れると入力ソースのアイコンがメニューバーに並び、そこから絵文字と記号やキーボードビューアを開ける。
入力メニューをメニューバーに出したのに見当たらない。
帯の横幅が足りていない可能性が高い。Finderに切り替えると左側のメニューが短くなり、右側に余裕が生まれる。それで出てくるなら原因は幅である。commandキーを押しながらのドラッグで並び順を変え、よく押すものを左寄りに集めておくと押し出されにくくなる。