MacBookのバーの表示|上と下、それぞれの出し方と隠し方

MacBookで「バーの表示」を調べる人が困っている場所は、いくつかに分かれます。画面の一番上の帯が邪魔だという人、逆に消えてしまって戻したい人、下のDockを隠したい人、そして上の帯の右側がアイコンで埋まって読めなくなった人です。この記事では、MacBookのバーの表示を、画面の上と下に分けて、出し方と隠し方の手順で整理します。表示する項目を選ぶ方法と、アイコンが増えすぎたときの対処まで順に扱います。

MacBookで「バー」と呼ばれているもの

同じ「バー」という呼び方で、指しているものが複数あります。画面の一番上にある横長の帯がメニューバーです。画面の下に並ぶアプリのアイコンの列がDockです。Finderやアプリの左側にある縦の列はサイドバー、ウインドウの上にあるボタンの列はツールバーと呼ばれます。2016年から2023年ごろまでのMacBook Proには、キーボードの上にTouch Barがある機種もありました。

このうち、表示を切り替えたい要望がいちばん多いのは、画面の上のメニューバーと下のDockです。どちらも自動で隠す設定があり、設定の場所は別々です。

メニューバーの位置づけは、Appleのユーザガイドにも説明があります。画面の一番上に横方向に表示され、メニューとアイコンを使ってコマンドを選んだり、状況を確認したりする場所とされています。つまり、この帯には「操作するための入口」と「状態を見るための表示」の2種類が同居しています。この違いが、あとで何を隠すかを決めるときの目安になります。

呼び方が分かれていると、検索しても自分の困りごとに当たりません。上の帯が消えたのか、下の列が消えたのか、ウインドウの中の列が消えたのかで、設定の場所が3つに分かれます。まず、どこが変わったのかを言葉にしてから設定を開くと、探す時間が短くなります。

メニューバーを自動で隠す手順

画面の一番上の帯を常に出しておきたくない場合は、自動で隠す設定があります。手順は、Appleメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「メニューバー」を選び、「メニューバーを自動的に表示/非表示」の項目で動作を選びます。サイドバーの下の方にあるため、スクロールが必要な場合があります。

選べるのは4つです。「常に」はいつでも隠す動作になります。「デスクトップ上のみ」はフルスクリーンで使っていないときに隠します。「フルスクリーン時のみ」はフルスクリーンのときに隠します。「しない」は隠しません。隠れている状態でも、ポインタを画面の一番上へ動かすと帯が出てきます。

同じ画面には「メニューバーの背景を表示」という項目もあります。帯の背面に壁紙を出すか、帯の背景を出すかを選べる設定で、見た目の印象が変わります。項目の一覧はAppleの「メニューバー」設定を変更するのページに表の形で載っています。

メニューバーに何を表示するかを選ぶ方法

隠すか出すかの前に、そこへ何を並べるかを選べます。同じ「メニューバー」の設定の中に「メニューバーコントロール」という区画があり、時計、Siri、Spotlight、Wi-Fi、Bluetooth、バッテリー、集中モード、画面ミラーリング、ディスプレイ、サウンド、再生中、ファストユーザスイッチ、Time Machine、VPN、天気が並びます。

項目によって、選べる形が違います。時計は常に表示され、「時計のオプション」から日付と時刻の出し方を選びます。バッテリーはMacBookのようなノートブックで選べ、「バッテリーオプション」から充電量の割合とエネルギーモードをいつ表示するかを決められます。サウンドや再生中のように、「使用中に表示」と「常に表示」を選べる項目もあります。

もう1つの入口がコントロールセンターです。帯の中のコントロールセンターのアイコンを押し、「コントロールを編集」を選ぶと、項目の追加、削除、並べ替え、大きさの変更ができます。ここで項目をメニューバーへドラッグすると、帯の側にも出せます。Controlキーを押しながら項目をクリックして「メニューバーに追加」を選ぶ方法もあります。逆に、帯から下げたい標準の項目は、設定でチェックを外すか、コントロールセンターの外へドラッグします。

Dockを自動で隠す手順

画面の下のDockを隠す設定は、メニューバーとは別の場所にあります。Appleメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「デスクトップとDock」を選び、「Dockを自動的に表示/非表示」を有効にします。隠れている状態でも、ポインタを画面の下端へ動かすと出てきます。

同じ画面には、Dockの大きさ、拡大の有無、画面のどの辺に置くかの設定が並びます。Dockを左右に寄せると、画面の縦の幅を使い切れるため、文章を扱う作業では見える行数が増えます。13インチのような画面の機種では、この差が体感しやすくなります。

Dockの表示で見落とされやすいのが、「最近使ったアプリケーションをDockに表示」の項目です。有効のままだと、使った覚えのないアプリが右側に並び続けます。並びを固定したい場合は、この項目を切ると、自分で入れたものだけが残ります。

Dockそのものを消すことはできません。設定にあるのは自動で隠す動作までで、完全に無くす項目は用意されていません。画面を広く使いたい場合は、自動で隠す設定と、大きさを小さくする設定を組み合わせる形になります。アプリをフルスクリーンで使っているときは、Dockも自動的に引っ込みます。

Finderのサイドバーとツールバーの表示

ウインドウの中にあるバーも、表示を切り替えられます。Finderの左側にある縦の列がサイドバーで、表示メニューの「サイドバーを表示」で出し入れします。並ぶ項目はFinderの設定の「サイドバー」で選べるため、使わない場所を外して、よく開くフォルダだけを残せます。フォルダをサイドバーへドラッグすると、そこへ追加されます。

ウインドウの上にあるボタンの列がツールバーです。こちらも表示メニューから出し入れでき、「ツールバーをカスタマイズ」を選ぶと、並べるボタンを自分で決められます。同じ表示メニューには「パスバーを表示」と「ステータスバーを表示」もあり、いま開いている場所の階層と、項目の数や空き容量を下端に出せます。

この3つは、メニューバーやDockと違ってウインドウごとの表示です。Finderで消えて困っているのはどれなのかを先に決めると、探す場所が1か所に絞れます。上の帯の設定を探しても見つからない表示は、たいていこの表示メニューの中にあります。

ノッチでメニューバーの項目が隠れるとき

2021年以降のMacBook Proと、2022年以降のMacBook Airには、画面の中央上にノッチがあります。帯の左側にはアプリのメニューが並ぶため、メニューの数が多いアプリを使うと、ノッチの手前で項目が途切れて見えなくなることがあります。右側のアイコンが多い場合も、同じ理由で表示できる数に上限が生まれます。

この場面で効く対処は2つです。1つは、右側に並ぶアイコンの数を減らして、左側のメニューに使える幅を広げることです。もう1つは、画面の解像度を上げて、同じ幅に入る文字数を増やすことです。解像度はシステム設定の「ディスプレイ」で変えられます。

アプリ側のメニューの数は変えられないため、実際に効くのは1つ目です。帯の右側を片付けると、左側のメニューが途切れる場面そのものが減ります。この分野の解説でも、標準の項目のうち常に出す必要がないものを外すところから始める手順が示されています。

本当はデフォルトで保ちたいけど、常時表示が不要なものを削ることでアプリケーションのアイコンが表示されるようになります。 出典: qiita.com

Touch Barがある機種の表示

キーボードの上に細長い画面があるMacBook Proでは、そこもバーと呼ばれます。前面のアプリに合わせて中身が入れ替わる仕組みで、システム設定の「キーボード」から、何を出すかを選べます。選択肢にはアプリごとのボタンを出す形と、輝度や音量などの固定のボタンを出す形があります。

fnキーを押している間だけF1からF12を出す設定もあり、キーを多用する作業では押し間違いが減ります。Touch Barを搭載した機種は現行のラインナップには含まれていないため、新しい機種を使っている場合は、この設定そのものが表示されません。

なお、Touch Barの有無は画面の上の帯とは関係がありません。上の帯の表示で困っている場合の対処は、機種によらず同じ設定の中にあります。

アイコンが多すぎて読めないときの方法

標準の項目を外しても足りない場合、原因はアプリが置いたアイコンです。常駐するアプリは、導入した時点で帯の右側に自分のアイコンを出します。10個を超えたあたりから、押したいものを目で探す動作が入り始めます。

システム設定の「メニューバー」には「メニューバーに追加することを許可」という区画があり、そこにアプリの名前が並びます。ここで扱えるのは、その仕組みに対応したアプリだけです。対応していないアプリのアイコンは、アプリ自身の設定に「メニューバーに表示しない」がなければ残ります。

そこで使われるのが、メニューバーを整理する道具です。仕切りを作って、押す機会の少ないものを左へ下げ、必要なときだけ呼び出します。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける動きがあると、下げたものを使うときに帯を広げ直す必要がありません。何ができるかはできることのページに機能ごとに並んでいます。

案内ページの記述から読み取れること

メニューバーの整理を目的にしたmacOS用アプリの案内ページを読むと、表示の切り替えをどこまで細かく決められるかが分かります。出し方の選択肢として、帯の上にカーソルを載せる、ホイールを回す、ノッチを押す、名前の一部を打って探すといった方法が並びます。出したアイコンを自動で隠すまでの秒数を決める項目もあり、押したあとに元へ戻る動作まで設計されていることが読めます。

条件で出し入れする仕組みも載っています。隠したアイコンの表示が変わったとき、電池が決めた割合を下回ったとき、電源に繋いでいないとき、決めた時間帯のあいだ、特定のアプリを使っているとき。表示の切り替えを手で行う代わりに、条件に任せる形です。ディスプレイの構成ごとに並びを覚える機能もあり、外付けの画面を繋ぎ替えたときに並びが崩れる問題に対応しています。

動作条件と許可はよくある質問のページにまとまっています。帯の描画を読み取るために画面収録の許可を求め、アイコンを押すためにアクセシビリティの許可を求める仕組みで、対応するmacOSの版と使える台数も書かれています。費用は買い切りの形が残っている分野で、料金のページでは1,980円の買い切りと14日間の試用が示されています。他社の製品と横に並べた表はほかの道具との違いのページにあり、無料のものも含めた価格と支払い方が2026年9月3日の調査日つきで並びます。試す手順はダウンロードのページにあり、入れて許可を与えて並びを決めるまでの3段階です。

よくある質問

MacBookのメニューバーを隠す設定はどこにありますか?

Appleメニューから「システム設定」を開き、サイドバーの「メニューバー」を選びます。「メニューバーを自動的に表示/非表示」の項目で、常に隠す、デスクトップ上のみ、フルスクリーン時のみ、隠さない、の4つから選べます。隠れている状態でも、ポインタを画面の一番上へ動かすと出てきます。

Dockを隠す設定はメニューバーと同じ場所ですか?

別の場所です。Dockはシステム設定の「デスクトップとDock」にある「Dockを自動的に表示/非表示」で切り替えます。同じ画面でDockの大きさや画面のどの辺に置くかも選べます。左右に寄せると画面の縦の幅を使い切れるため、文章を扱う作業では見える行数が増えます。

ノッチでメニューの項目が隠れるときはどうすればよいですか?

帯の右側に並ぶアイコンを減らして、左側のメニューに使える幅を広げるのが効きます。標準の項目はシステム設定の「メニューバー」でチェックを外せます。それでも足りない場合は、ディスプレイの解像度を上げて同じ幅に入る文字数を増やす方法と、メニューバーを整理する道具を使う方法があります。

バッテリーの残量の割合を帯に出せますか?

出せます。システム設定の「メニューバー」でバッテリーを選び、「バッテリーオプション」から充電量の割合を表示するかどうかを決めます。なお、バッテリーがコントロールセンターに表示されている状態では、割合は常に表示されます。エネルギーモードをいつ出すかも同じ場所で選べます。

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