MacBook Proのおすすめアプリ|画面と作業に合わせて選ぶ

MacBook Proを手に入れたあと、おすすめアプリの一覧を探す人は多い。ただ、一覧に並んだものを上から順に入れていくと、数週間後にメニューバーがアイコンで埋まり、押したいものが見つからない状態になる。この記事では、おすすめの一覧を写す代わりに、MacBook Proの画面と自分の作業から選ぶ順序を整理する。

一覧を写すと、画面の帯が先に埋まる

おすすめアプリの記事は数が多く、内容も重なっている。用途別に分けた案内が広く読まれていて、無料のものと有料のものを並べて紹介する形が定着している。

MacOS をより快適・効率的に使うためのおすすめアプリを、用途別にまとめました。無料・有料それぞれ含め、日常業務から開発まで活用できるツールを厳選して紹介します。 出典: zenn.dev

一覧そのものは役に立つ。問題は入れ方にある。紹介されるものの多くは常駐するアプリで、動いている間ずっとメニューバーに自分のアイコンを出す。クラウドの同期、画面の収録、キーボードの割り当て、通信の切り替え、電池の管理。どれも便利だが、どれも帯の横幅を使う。

MacBook Proでは、この横幅の事情が机の上のディスプレイと違う。画面の上端中央にカメラを収める領域があるため、帯の中央が使えない。左側のアプリのメニューが中央に届いた時点で、右側の項目から順に描かれなくなる。常駐するものが10個を超えたあたりから、前面のアプリを切り替えるたびに端の1つか2つが出入りする状態になる。

つまり、おすすめアプリを選ぶ作業には枠がある。入れられる数に上限があるという前提で選ばないと、あとで消す作業が発生する。

画面の仕様から決まる選び方がある

MacBook Proの画面は、選ぶアプリの系統に直接効く。2026年9月25日時点のAppleの仕様ページでは、14.2インチの機種が3,024×1,964ピクセル、16.2インチの機種が3,456×2,234ピクセルで、どちらも254ppiのLiquid Retina XDRディスプレイと記載されている。輝度は1,000ニトの持続輝度と1,600ニトのピーク輝度、リフレッシュレートはProMotionによる最大120Hzである。

縦の解像度が高いので、ウインドウを整える系統の道具が効く。画面を左右や四分割に割り当てる道具を入れると、14インチでも2つのウインドウを並べて読める。macOS自体にもウインドウをタイル表示する機能があるため、標準で足りるかどうかを先に確かめたい。

色の範囲が広く輝度も高いため、画面の色を調整する系統や、明るさを細かく刻む系統の道具を入れる人もいる。ただしこれらは常駐してメニューバーに出るものが多く、帯の枠を1つ使う。

カメラはデスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラで、1080p HDビデオ撮影に対応する。会議の道具を追加で入れる必要があるかは、標準のカメラで足りるかを確かめてから決めたい。

作業の種類で5つの系統に分ける

選ぶ順序を決めるために、常駐するアプリを系統で分ける。

文字を打つ作業が中心なら、入力の系統が先になる。定型文の呼び出し、クリップボードの履歴、文字種の変換。どれも打つ回数を減らす方向に効く。

資料を扱う作業なら、ファイルの系統が先になる。クラウドの同期、圧縮と展開、画像の書き出し。同期の道具は複数のクラウドを使うと数が増えるので、使うものだけに絞りたい。

会議が多いなら、音と画面の系統が効く。入出力の切り替え、収録、画面の共有。会議の前後だけ使うものが多く、常時見える必要は薄い。

機械の状態を見たいなら、監視の系統になる。電池の充電の上限、温度、通信の速度。数字を常に見たいのか、変わったときだけ知りたいのかで、帯に残すかどうかが変わる。

最後に、帯そのものを整える系統がある。並んだアイコンを畳んで、押したいときだけ出す道具である。ほかの4系統を入れるほど、この系統の必要性が上がる。

系統 常時見たいか 帯に残す優先度
入力 押すことが多い 高い
ファイル 状態が分かればよい 中くらい
音と画面 会議の前後だけ 低い
監視 変わったときだけ 低い
帯の整理 常に効いている 高い

無料と買い切りと継続を見分ける

払い方の違いは、数年単位で総額を変える。無料のものは費用が要らない代わりに、更新が続くかどうかが作者の都合に左右される。買い切りのものは一度払えば使えるが、大きな版が変わると追加の支払いが発生する場合がある。継続のものは新しい機能が届き続ける代わりに、使わない月も払う。

もう1つ、公開の場所も見ておきたい。App Storeで配られているものは審査を通っており、削除も設定から扱える。作者のサイトから直接配られているものは、Appleの公証を受けているかどうかで初回の起動のしかたが変わる。

無料のものが便利に働く例もある。機械の仕様に合わせて特定の症状を抑えるだけの小さな道具は、無料で公開されていることが多い。

AppleシリコンMacで発生するフリッカーを防ぐアプリ。AppleシリコンMacを使っているならとりあえず入れとくことをおすすめする。 出典: sukiburo.jp

複数のブラウザを使い分ける人が、リンクを開く先を選べるようにする道具を入れる例も紹介されている。こうした1つの症状に効く小さな道具は、帯に出ないものを選べば枠を使わない。入れる前に、メニューバーに常駐するかどうかを確かめておきたい。

支払いの形を比べるときは、月額ではなく数年分で並べると判断しやすい。継続の支払いは1本だけなら小さく見えるが、系統ごとに1本ずつ契約すると合計が膨らむ。毎日押すものは継続で、たまに使うものは買い切りか無料で、という分け方にすると総額が抑えられる。

入れる前に3つの条件を決める

追加する前に決めておくと、あとで消す作業が減る。

1つ目は、標準の機能で足りないかを先に確かめることである。ウインドウの整列、スクリーンショット、画面の収録、パスワードの管理は、いずれもmacOSに入っている。同じことをする道具を足すと、帯の枠が1つ減るだけになる。

2つ目は、メニューバーに常駐するかどうかを確かめることである。常駐しないものは枠を使わないので、迷ったら先に入れてよい。常駐するものは、帯に残す価値があるかを1つずつ判断したい。

3つ目は、試用の期間があるかを見ることである。手の動きに合うかどうかは、説明を読んでも分からない。1週間ほど使って、押す回数が本当に減ったかを見る。

この3つを通したものだけ入れると、常駐するアプリは自然に絞られる。

入れる順序も効く。同じ系統の道具を2つ同時に入れると、どちらが効いているのか分からなくなる。とくに帯を整える系統は、2つ入れるとアイコンの位置を取り合って、どちらも思った通りに動かない状態になりやすい。1つずつ入れて、試用の期間が終わってから次に進むほうが判断しやすい。

外す方法を先に確かめておくのも大事である。App Storeから入れたものは設定から削除でき、作者のサイトから入れたものはアプリ自体に削除の手順が用意されていることが多い。常駐するアプリは設定ファイルやログインの項目を残すことがあるため、完全に外す手順が案内されているかを見ておきたい。

系統ごとに代わりになる標準の機能を先に見る

追加の道具を探す前に、macOSに入っている機能で置き換えられるかを確かめると、帯の枠を節約できる。

ウインドウの整列は、macOSのタイル表示で左右や四分割に配置できる。フルスクリーンとSplit Viewもあり、2つのアプリを並べる用途は標準で足りる場面が多い。ステージマネージャを使うと、作業ごとにウインドウの組をまとめて切り替えられる。

検索と起動はSpotlightが担う。アプリを開く、ファイルを探す、計算する、単位を換算するといった用途はここに入っている。起動の道具を足す前に、Spotlightで何ができるかを確かめたい。

繰り返しの作業はショートカットアプリで組める。ファイルの名前を揃える、画像の大きさを変える、決まった手順を1回の操作で走らせるといった用途で、帯に常駐させずにメニューから呼び出せる。

集中したい時間の扱いは集中モードが担う。通知を止める、特定のアプリだけ通す、時間帯で切り替えるといった設定ができる。通知を抑える道具を足す前に、ここを設定するほうが早い。

これらを確かめたうえで足りない部分だけを補うと、常駐するアプリは5個前後に収まることが多い。帯の枠と相談しながら選べる数になる。

入れたあとに帯を片付ける方法

数を入れてしまった場合の片付け方も押さえておきたい。

システム設定を開き、サイドバーを下へたどって「メニューバー」を選ぶと、「メニューバーコントロール」の一覧が出る。標準の項目は「常に表示」と「使用中に表示」を選べるので、画面ミラーリングやファストユーザスイッチのように使う時間が限られているものは後者に落とす。同じ設定には「メニューバーに追加することを許可」の欄があり、アプリごとに帯へ出すかどうかを決められる。

並び順はCommandキーを押したままアイコンをドラッグすると変えられる。よく押すものを右端に寄せると、押し出されるのは使わない側になる。Commandキーを押したまま帯の外へドラッグすると、その項目を外せる。

コントロールセンター側にも置き場所がある。メニューバーのコントロールセンターのアイコンをクリックして「コントロールを編集」を選ぶと、項目を追加したり並べ替えたりできる。Controlキーを押しながら項目をクリックして「メニューバーにコピー」または「メニューバーに追加」を選ぶ形でも帯に出せるため、逆にコントロールセンター側へ寄せておけば帯は空く。

残す道具を決めてから数を足す

おすすめアプリを選ぶ作業は、足す話と残す話の両方でできている。足すほうだけを見ていると帯が埋まり、押したいものを探す時間が増える。

目安は押す頻度で3段階に分けることである。1日に何度も押すものは2つか3つに収まることが多い。次に、気になったときだけ押すもの。最後に、動いていることが分かればよく、押すことがほぼ無いもの。3段目は常時隠す扱いでよく、2段目は畳んで必要なときに呼び出す形が合う。

この分け方で組むと、系統の数を増やしても帯は落ち着く。できることには、仕切りより左へ送って時計のまわりを空ける仕組みと、隠したものを元の見た目のまま呼び出す仕組みが説明されている。隠したアイコンを、メニューバーを畳んだまま押してその場でメニューを開ける作りなら、畳んでも押す手数は増えない。

同じ用途の道具は無料のものから買い切りのものまで幅がある。価格と払い方、対応するmacOSの下限を並べた表はほかの道具との違いにあり、調査日が添えられている。買い切りの範囲は料金で確かめられる。画面収録とアクセシビリティの許可が必要になる理由はよくある質問に説明があり、乗り換えのときに前の道具の分け方を引き継げるかもそこに書かれている。手元で試すならダウンロードから入手する流れになる。

順番を整理しておく。まず標準の機能で足りるかを確かめる。次に自分の作業から系統を2つか3つ選び、その中で試用して手に合うものを残す。常駐するものが増えたら、押す頻度で3段階に分けて畳む。この順で進めると、おすすめの一覧を全部入れなくても、自分の作業に合った構成に落ち着く。

よくある質問

おすすめアプリはいくつくらいまで入れてよい?

数そのものに決まった上限は無いが、メニューバーに常駐するものは10個を超えたあたりから、前面のアプリを切り替えるたびに端のアイコンが出入りするようになる。常駐しないものは帯を使わないので、入れる前に常駐するかどうかを確かめて数え分けるとよい。

無料のアプリと買い切りのアプリはどう選び分ける?

1つの症状に効く小さな道具は無料で公開されていることが多く、費用をかける必要は薄い。毎日押す系統のものは、更新が続くかどうかが作業に直結するため、払い方と対応するmacOSの下限を見て選ぶ。継続の支払いは数年後の総額で比べたい。

MacBook Proの画面に合わせて入れるべき系統は?

縦の解像度が高いのでウインドウを整える系統が効く。ただしmacOSにもタイル表示の機能があるため、標準で足りるかを先に確かめたい。画面の上端中央にカメラの領域があるぶん帯の横幅が厳しいので、帯を整える系統も早い段階で必要になる。

入れすぎたアイコンを減らす手順は?

システム設定のメニューバーで、標準の項目を「使用中に表示」へ落とす。Commandキーを押したままドラッグして並べ替え、使わないものは帯の外へ出す。コントロールセンター側へ寄せる方法もある。数を保ったまま畳みたい場合は、メニューバーを整理する常駐アプリを足すことになる。

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